『名探偵ピカチュウ』 見た目はピカチュウ、性癖はテッド、CVはデッドプール

 ポケモンギライの青年が、探偵だった父の訃報を聞き、「ポケモンと人間の共存をうたう街」へ。


 亡父の家で、父の相棒だったピカチュウと出会う。


 そのピカチュウは、なぜか人語を話せる。

 主人公にしか聞こえないが、彼と意思の疎通が容易である。


 だが、ピカチュウは記憶をなくしていて、ポケモン技も使えず、カフェイン中毒だった。


 一人と一匹は、父の死の真相と、父が追っていたポケモン暴走薬品の謎を追う。


 調査の結果、研究所の事故で失踪した伝説のポケモン、ミュウツーが絡んでいると知る。


 ミュウツーの目的は何なのか、敵か味方か。


 オレのような「ポケモンをまったく知らない層」でもついて行ける作りは、好感が持てる。

 バディモノの映画としても楽しめた。

 

 主人公のCVは竹内 涼真さん。

「名探偵ピカチュウ」の声は、ゲーム版の堀内賢雄さんではなく、西島秀俊さんだ。


 つまり、見方を変えれば「MOZU」と「仮面ライダー ドライブ」コンビだ。

 今回は刑事ではなく、探偵である。


 やや下ネタ風味なのは、アメリカ版のCVがライアン・レイノルズ、つまり「デッドプール」だからかもしれない。


 キャラ設定的には、ピカチュウと言うより、

「エロ描写のない、マイルドなTed」

 と言った方がいいかも。

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