『プロメア』 堺雅人「お前の負けええええええ!」
パイロキネシス犯罪の横行する世界で活躍する、近未来火消しし。
主人公を松山ケンイチさんが演じる。
冒頭の戦闘シーンだけでも狂気が漂う。
ダサいロボットなのに、主人公が操るとやたら格好良く見える不思議。
話が進むにつれて、悪いのが地球防衛側で、パイロキネシストが虐げられていることが後に分かる。
その黒幕が、かつて主人公を救った恩人であると判明。
主人公は思い悩むが、彼らは
「能力者を使って外宇宙へワープする」
という野望を企てていた。
ここまでで、話が半分。
あとは戦闘。
12話分のアニメ設定を二時間に押し込んだのかと思わせるほどのボリュームである。
なのに、ストレスは感じない。
テンションが終始やたら高く、有無を言わせないスピーディな展開で、7割分かったらいいという勢いで進む。
説明しているんだが、ちっとも説明的ではない描かれ方は、執筆の参考になる。
ラスボス堺雅人さんは、「戦闘妖精 雪風」でも強烈な演技力を見せてくれた。
今回はハイテンションな演技を見せてくれる。
「外惑星開発用の戦闘マシン」を操って主人公と対決するのだが、
「そんな兵器があるなら地球を再生できるだろ」
と、主人公からもツッコまれる。
結論から言うと、どっちもバカなのだ。
だからこそ面白い。
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