第29話 SH 中島 祐樹(19)
俺の名は中島 祐樹(19)だ。イングランド1部のウェールトンでSHをしている。
ちなみにSHとはサイドハーフの略だ。ウイングで使われる時もある
先生も水臭いと思った。呼んでくれたらオリンピックに出たのに……
そう思いながら部屋でオリンピックの準決勝の中継を見ていた。VTRが流れた時、俺は信じられなかった。もちろん悪質なタックルには怒りもあったし、動揺もあった。あれでは力が抜けれないから大怪我だと思ったその時には先生が相手の監督を殴っていた。
もちろんチャリティには募金もした。そんなある日、先生がクラブを作る話を聞いた。
山田一から出資金の様なものを集めていると聞いたので、仲間を誘って集めようと思ったので、チャーリーに声を掛けた。チャーリーはチーム一の給料取りだ。
「チャーリー俺の先生がクラブ設立の出資金を集めてるんだ」
「どんな奴なんだそいつは……」
確かに誰かも解らなければ、出資のしようがない。
「んーと確かあった。これ動画なんだけど見て貰えるか」
「ワーオ! こいつは凄いなって、例のオリンピックの監督じゃないか」
「ああ、俺は呼んで貰えなっかたけどな」
「あー、それはクラブにレターが来たけど断ったんだって」
「なんてこった、次は絶対に行く」
「祐樹、お金払うよ。とても上手いからね」
「ありがとう。さっそく電話するよ」
おれは先生の声も聴きたくて電話を直ぐに掛けた。
「先生! 俺中島だけど、出資金に俺も参加したくて……」
「ありがとな、じゃ高橋と代わるから」
「あっ先生ちょっと待って。オリンピックに次は呼んでくれよな」
「ん、俺が監督だったらな」
そう言って高橋と代わった。
高橋と出資金について、話した後で俺は先生の事を思い出していた。
そうだ、分析ノート!
最近の俺はウイングとサイドハーフの動きが理解できていない確かこのへんに記載があった。
・ウイングに重要なのは早い縦へのドリブル
・縦へのボールはトッラプを大きくし数回でエリア付近まで持っていくキレのあるドリブル
・カットインからのシュートは1試合1発は打ちシュートへの意識をさせる事
・カットインからのシュートは巻いてファーの上段を狙うキックフェイントを使うと良い
・カットインは横のドリブルと縦のドリブルの併用をする
・シュートは相手DFを使ってブラインドにする
・カットインすれば相手のDFがつり出されるので、そこからSBや中へパスをする
・センタリングは早くて高い縦ドライブのボールをファーへ打て、マイナスへは早いボールをニヤへは緩いボールを出す
・フェイントはダブルダッチとクライフターンが合う
・クライフターンはキックフェイントも含め3種類の方法があるので動画を見る事
SHとウイングの違いはサイドの奥を使うかどうかでプレーエリアである
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