第13話 佐藤のぞみ スポーツキャスター


私は佐藤のぞみ20代後半のキャスターだ花形スポーツのサッカーを受け持っている。キャスターといっても台車の車輪部分や魔法使いではない。ニュースキャスターである。アナウンサーとキャスターとはちょっとだけ違う。評論を述べるのがキャスターで事実のみを伝えるのがアナウンサーだ。つまり、キャスターの方が若干地位が上なのだ。えへんと偉ぶったところで女性の場合はそれ程の差異はない。


最近は日本代表監督の記者会見をうちの局でやれるようにした事などで、私の評価が赤丸急上昇中である。


その代表監督になった元学校の先生は女性が苦手なようだ。初心ってやつなんだよね。

意外と誠実で真面目で、教え子思いで良い感じだ。私が薄手の服を着ていたらあの年齢なのに赤くなってて、ついかわいいと思ってしまったわ。


そんな彼は代表監督になったので、一気に億万長者の仲間入りだ。今後は手記とかで儲ける事もできるし将来有望なのかもしれない。

昔イングランドのクラブから監督のオファーって噂があったけど、それって何百億円のオファーだったのかしら気になるわ。


彼にオリンピック予選1次リーグの話を聞いたら2勝するって断言してくれたのでうちだけの特ダネニュース情報になったわ。

あの人の視線がちょっと私に向いている気がする。私に気があるのかしら。意外と相性が良いかもしれないので狙ってみようかしらなんてね。


---------------------

私の名前は矢内あゆみ 20代前半のアナウンサー

まだ、下端だから現場の仕事が多い。

U23日本代表に付いてるんだけど、この間の記者会見の映像は凄かった。あんなの出来るのみたことない

その姿に見惚れてしまった。監督かっこ良すぎるよ。


もしよかったら監督が友達になってくれないかな。山田君も良いけど海外在住じゃ、会う機会がないし難しいよね。それに比べて監督は国内に居るので会う機会も多いだろう

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る