唇に媚薬

君が寝ているすき

君の唇に媚薬をそそ

毎晩

毎晩

君に気づかれないように

もう何年も

続けている


君は僕以外目に入らないだろう?

君は僕のことしか考えられないだろう?


それでいい

それがいい


僕は君にそこまで愛される自信がない

僕にそんな魅力があるなんて思えない


でも君とずっと一緒にいたいんだ

そのためならどんなことでもする


だから

愛を込めて

毎晩

愛をささやきながら

君の唇に媚薬を注ぐ

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