遅いよ…でも…

君のことが好きじゃなくなった途端とたん

君は僕に優しくなった


もういらないよ

優しい言葉も

悩ましい仕草も


今日はぷるぷるの赤い唇を突き出して

どや顔をしてきた


はあ…

もういいんだよ

なんか疲れたし

飽きちゃったのかな


しばらく女の子はいいや


そう思ったのに

転がってきた消しゴムを拾おうと

触れ合った指先の向こうに

恥ずかしそうにする

ピンクでぷるぷるの唇


僕はまた恋に落ちた

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