9
ギリートは、ゼタンの仮面を
「――――いいだろう。遊びは終わりだ。だが解っているのか、黒き騎士よ。
「!」
「知れているだろうが」。
次のシーンへの転換の切っ
機神ディオデラの登場だ。
それを合図に舞台が
ひとまずは、終わった。
見せられるだけのものは、見せ尽くした。
あいつの興味を
体はまだ熱い。
だが、呪いのように痛みは
純粋な「血の
「こいつは必ず……私達が
――我に返った。
「だから、あんたも――――!!」
タタリタの声がクローネを呼ぶ。
眼前には、タタリタの言葉に目を見開いて空を見つめるゼタン。
手に
ギリートの
『ああああああああぁぁぁっっ!!』
折れたのは、俺の剣。
しかし――
「…………そうか。貴様なのか、
落ちていくゼタンに向けた折れた
ゼタンの滅した神ヌゥの魔術が、今神ゼタンをまた滅する。
――――終わる。
俺を
「…………見もの
「!?」
「
………………。
放たれた青い光が、神を飲み込む。
「……裏切ったりするもんか。絶対に」
裏切りようがない。
俺の復讐に、奴らは…………関係が無いんだから。
照明が変わり、
目の痛む
会場を満たす人の群れ。大手を振って応える役者達。
それに俺も――――口を曲げて、ゆっくりと応じた。
こうして学生劇「
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