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◆ ◆
「外部の
「
「未だ不安定。
「
「……!」
……彼の眼前を、嵐のように飛び交っていく声。
ロハザーが飛び込んできた音など露ほども気にならぬ様子で、
まっすぐ
そのうちの一つ、ドアノブ付近に備え付けられている
「……ロハザー」
「!! お前ら――っ、」
ロハザーの耳にしっかりと届いた
誰も彼もが忙しなく動き回っている場所の隅で、ただ動けず立ち尽くす集団。
ロハザーは声の主――マリスタ・アルテアスの両肩をがしりと
「ヴィエルナはッ!?」
「わ――わかんないの。中には入れてもらえなかったから――い、痛いよロハザー」
「容体は!? 意識は戻ってなかったのか、なんか見なかったのか!!」
「み、見てないったら! ちょっと、落ち着いて――」
「斬られた腕は!! ちゃんとつながる見込みはどのぐらい――」
「少し黙って、ハイエイト君!」
振り返るロハザー。そこには、彼と同じく風紀委員の面々。ロハザーの肩に手を置いたグレーローブの少年が、目を閉じて首を横に振る。
彼らもまた、先の試合の
……ロハザーが、マリスタを
マリスタ達のぎょっとした視線に気付き、システィーナはばつが悪そうに胸の下で腕を組むと、ロハザーから視線を
その先には、魔石の赤く光る
「……ハイエイト君。私達は、みんなあなたと同じものを見ただけよ。…………血の海に沈む、キースさんを」
「…………なんで…………」
知らず
その言葉に続くであろうどの言葉にも、誰一人として返答することは出来ない。
そう
「なんでキースは、ティアルバーさんと戦ってたんだ?」
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