3
「…………闇の『
ヴィエルナが、それだけつぶやく。
ナイセストは、否定も
「っ――!」
バタつきながらも、素早く
床で小さく
やがて、それが当たり前であるかのように――ヴィエルナは弾に
「いやッ!!!」
「ヴィ――――」
体中を、黒き
「ぁ――――ァあああっ!!!」
ヴィエルナの体中から、肉を焼くような音が染み
ナイセストは、またもそれを冷たい目で見下ろしていた。
「ぅ……ぁ、くっ……」
対するヴィエルナは、地に倒れた
何とか立とうとするものの、
ナイセストが、ヴィエルナの顔を
「ッッッ!!!!」
「落ち着いて、マリスタ。ここで怒ったってどうしようもないわ。これは試合なんだから」
「あ、あたしもそう思うわよ、マリスタ。それにホラ、キースさんだって
「いや」
「耐えられる…………え?」
システィーナに次いだエリダの言葉を、
顔を怒らせたまま、マリスタが圭を見た。
「……
「毛色が違う?」
「ッッッ!!!!!!!」
髪と肩をわなわなと
スペースでは今まさに、体勢を立て直したヴィエルナが、顔面に拳の追撃を受け、顔から地面に落ちたところだった。
ナイセストが軽く
「ァぁッッ!!!」
マリスタの悲痛な叫びは
ナイセストの踏み抜いた床がひび割れ、
「っ……っ……!」
再びナイセストを見たヴィエルナの顔からは、今度こそ
「き……キースさんってば、メチャクチャ息上がってない?」
「当然ですよ。今の彼女の
「ど、どういうことよナタリーっ」
「ケイさんが
「ふ、ふかっせいか???」
「
「魔法が使いにくくなる…………ちょっと待って。てことは、まさかっ、」
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