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「それはお前も同じだろう。男の
「
「別に待ってた覚えなんてないけどな。お前との戦いなんて」
「マジでいちいち
「ケンカ?」
「……トボけてんのかテメェ!? 忘れたなんて言わせねえぞ――あの『
「宣戦――――」
〝この俺を怒らせたんだ、誰一人助かると思うなよ。――――
〝テメェ……分かってんだろうな。今後ひと時たりとも、この学校で安息の時間があると思うなよ。『異端』ッ〟
「あの
〝俺とお前達はこれから、晴れて敵同士なんだからな〟
「…………」
――確かに言った。本当に、忘れていた。
あの時確かに感じた、この男の殺気。
あの時確かに放った、この男への殺気。
思い起こそうとしても、まるで毒気を抜かれてしまっているかのように心が反応しない。
「……そうだ。
「は?」
「やっと気付いたよ、ロハザー。お前がマリスタと闘っていた時に感じたあの殺気――俺を倒そうという
「――――……ッ」
ロハザーが言葉に詰まり、――
「
「っ!!」
その場所に向けて、俺は既に
「!! もうかよ――」
――砂の弾丸を突き破り、
「ッ!
右手の魔力を
弾丸が弾け
飛んだ先にロハザーはいない――
背後――
――辛うじて間に合った
「ッ――」
一撃で障壁を――
障壁ごと吹き飛ぶも、氷の床に再び
上。
「
「―
「
充実した魔力を
地面を
音を見る。右の
間に合え――――
「
「う゛ァッ……!!」
――
無様に体を
視界の
――やはり
「…………どうして今、
「……ぁ?」
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