4
俺は
「
――前のめりに倒れると共に、
「っぐ……!!そうか、壁を足場に
倒れながら背後を振り返ると、――受け身を取り損ねたのか、飛んできた方角とは逆の壁に激突し
「ぐぁ……そうそうテメーの思い通りにはならねぇぞ、バカがッ……ッた……!」
「……確かに思い通りではなさそうだな」
「俺じゃねェよオメーのことだよ!!! 馬鹿にしてんのかンの野郎!!」
静かに拳の
短い時間だったが、手の感覚が無い。
技とも呼べない
その
それにしても……あれだけ頭に血を上げているようでいて、ロハザーはビージのように、一切
その
――まるで、ヴィエルナと闘っているかのような感覚。
当然だ。ロハザー・ハイエイトはグレーローブの実力者なのだから。
立ち上がる。
奴も立ち上がった。
『――――――ッッ!!』
戦闘を、再開する。
「うおォォ「
戦う。
ただ、戦いだけに意識を没入させていく――――――
「ガハ……ァ、ハァ、ハァ……!!」
「はぁ――――はっ、はっ、はっ――――!」
――――体感では、残り時間は十分程度。
だが、この勢いのまま戦い続ければ、十分ももたないだろう。
戦況が
現状の手札では、どれだけ
そしてそんな
「――どうしたよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます