診断
2017年2月3日金曜日、学級閉鎖が終わり、久々に登校。
翌2月4日土曜日、私は午前中仕事。次女は昼過ぎまで寝ていたようです。
2月6日月曜日、体調不良。次女がまた学校を休みます。
例の如く休みの日数と戦っていた私の代わりに、夫が休み、小児科へ連れて行きました。
≪起立性低血圧とのこと
季節性の要因もありうるので、ずっと薬を飲まないといけないことでもない。
とりあえず2wで処方してもらったが、途中合わないとか、体調悪くなったら来て、って。≫
≪ただ、検査はOD(起立性調節障害)と呼ばれるものを行い、陽性でした≫
≪血圧の薬になります≫
※夫とのLINEより原文ママ
昼休み、この書き込みを読んで、しばらく呆然としました。
何が起きているのかよく分からず、何度か反芻したあと、「起立性調節障害」をスマホで検索。
わかるような、わからないようなことが沢山書いてありました。
弁当そっちのけで検索しながら、一緒に昼休みに入った同僚に、
「なんかうちの娘、起立性なんとかって病気らしいんですよ」
と、他人事のように喋った記憶があります。
治る病気には違いなさそうだと、それだけはなんとなく、理解していたように思います。
私は立ち会っていないので、詳しい検査がどのように行われたのかはわかりませんが、聞いた話によると、ベッドに横たわり、しばらくしたあと立ち上がって、横になっていた時と立ち上がった時の血圧と脈拍の差を見るということだそうです。
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健康な子どもは、起立直後に一過性の血圧低下を認めますが、平均で17秒という短期間で元に回復します。しかし、起立性調節障害のなかには起立直後に大きく血圧が低下して、さらに血圧がなかなか回復しない子どもがいることがわかりました。
※「起立性調節障害の子どもの正しい理解と対応(田中英高/中央法規出版株式会社刊)」
第2章なぜ「起立性調節障害」は気づかれないのか
新しい検査方法と起立性調節障害の新しい理解(35ページ)より抜粋
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立ちくらみがするということはよくありました。
起きられないだとか、調子の悪いのが続くだとか。なんとなく、それが次女の個性なのだくらいに漠然と思っていたのですが、まさか病気だったとは。
血圧の薬というのは、血圧を上げる薬のことです。
高血圧の中年~お年寄りの方が処方される、血圧を下げて数値を安定させる薬とは真逆の、血圧を上げる薬を貰いました。朝、起床時に服用します。
説明されてもよく分からない。
理解が付いていかない。
そういう状況で、長い闘病生活は幕を開けたのです。
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