青春の群像(第3部)19 いい方法を考えてくれるかもしれないが、真一には何度も助けて貰っているので、これ以上は自分達の為に迷惑はかけられないと思ったのです、真一以外の男の人は知ら


青春の群像(第3部)19


いい方法を考えてくれるかもしれないが、真一には何度も助けて貰っているので、これ以上は自分達の為に迷惑はかけられないと思ったのです、真一以外の男の人は知らないので付き合、

って見たいと言えば、由美ちゃんが言ったとおりに反対はしないだろう、それに将来真一と結婚しても、人助けに巻き込まれる運命だから、いつも心配しながら待っているしかない人生、

になり、


とても耐え切れないだろうと思ったのです、美樹は病気が治ってから、この日がいつかは訪れると覚悟はしおり、今日愛してくれたのを最後にしょうと心に誓ったのです、美樹がその話題、

はこの辺にして、中国での波乱万丈を話してと言うので、一連の出来事を話すと、お爺ちゃんがあの劉備、孫権対曹操の赤壁の戦いがあった場所だね、くしくも現代の火攻めによる戦術で、

戦かったんだと言うと、


お母さんがそんな危険な事をと言ってもやめる真一君ではないのねと言うので、美樹が人助けが運命だから仕方ないのよと言うと、お婆ちゃんが何かあると悲しむ美樹がいる事も忘れな、

いでねと言うので、すみません決して喜んで戦ったわけではないのです、あのままほうっておけば、日本の合弁会社は彼らのいいようにされてしまう恐れがあったのですと言ったのです、


お父さんが何はともあれ、無事で帰って来てくれ良かったとワイングラスを上げて乾杯したのです、色々と久しぶりに歓談して疲れましたので今日はアパートに戻りますと言うと、美樹、

が車で送っていくわと言うので、荷物を持ちアパートに向かったのです、部屋に入ると、美樹が時々お掃除しておいたのよと言うので、冷蔵庫からワインを出して乾杯したのです、今日、

は泊って行くと言うと、


いや、車を待たしているので、お家に帰るわと言って、アパートの鍵を差し出すので、どうしたのと聞くと、付き合ってみたい人がいるの、私は真一しか男の人は知らないでしょうと言、

うので、誰なのと聞くと、それが関東銀行の頭取の息子なのと言うので、まさか、今回の融資の件で付き合う事にしたんではと聞くと、それもあるし、とても良い人なのよ、真一と結婚、

しても、


心配しながら家で待つ事になるでしょう、とても耐えられないと思うのと言うので、そうか、いい奴なのか美樹がそう言うならしかたないかとワインを飲み干して、鍵を受け取ると、でも、

お友達としていままで通り家にも出入りしてと言うので、もし、上手くいかなかったり辛い事があったら必ず言うんだよ、美樹のとこに飛んで行く約束だからねと手を握ると、ありがとう、

と言うと、


手を振りほどいて、じあと言うと立ちあがり部屋を出て行ったのです、真一は頭をハンマーを殴られたような衝撃を受けて放心したのです、ワインをのんでも少しも酔わずため息をついて、

ヤツパリ、危険な事ばかりやっていたので、心配ばかりしていたのかと又ため息をついて、飲みでも行こうと立ちあがりアパートを出たのです、その頃美樹は溢れる涙を堪えて家に帰り、

部屋に入り、


ベットに入ると泣き崩れたのです、拭いても、拭いてもなみだがとめどなく流れて、声を殺してベットにうずくまったのです、帰って来て一言も言わずに自分の部屋に入ったのでお母さん、

は何かあったんだわと部屋をノックしましたが、返事はありません、ドアには鍵はかかっておらず、中に入ると、美樹はべっとにうずくまっています、ベットに腰掛、抱き締めて流れる、

涙を手で拭くと、


お母さんと言うので、何も言わなくていいのよとベットに入り抱き締めたのです、お母さんはあったか~いと言うので、小さい頃は何かあるとこうやって一緒に寝たのよと頭をなでたの、

です、今日は我慢しないで思い切り泣きなさい、涙が枯れるまで泣いていいのよと言うと、バスルームからバスタオルを持ってきて美樹に渡し、部屋を出て行ったのです、真一はアパート、

を出て商店街を抜けて館のドアを開き中に入ると、


ママがあら真一君、めずら~しいとカウンターを勧めるので、座り水割りダブルでと言うと、ママが水割りを作り乾杯したので、半分をグイ飲みすると、なんか荒れているのねと言って、

真一君でも荒れる事があるのかと笑うと、人間ですからと残りを飲み干して、お代わりと言うとママがシングルにしなさいと水割りを造ったのです、何だかちっとも酔わないなあとがぶ、

飲みすると、


酔いたいなら日本酒だよとコップに波々つぐので、半分飲むと耳が熱くなり少し酔って来た見たいです、隣についていた雪がこんな真一君は始めてみたわ、悩みがあれば言いなさい聞い、

て上げるわと言うと、悩み多き年代なんだよ、どこか遠くにいきたいなあと言うと、雪が私が一緒に行って上げようと乾杯したのです、ママは今まで何人の男とつき合ったのと聞くと、

う~んと指を数えて、


沢山いすぎて覚えてないわと笑うので、別れる時は悲しかったと聞くと、悲しかったのは一人だけよ、あとはそうでもなかったわと言うので、何番目の人と聞くと、初恋の人に決まってい、

るでしょう、その後は段々なれて来て、出会いがあれば別れがあると思うようになったのよ、お陰でいまも独身と言うわけよと酒を飲み干したのです、真一がそうか初恋のひとかと言って、

酒を飲み干すと、


ママがよ~し、今日はさしで付き合うわと酌をしてカウンターに一升瓶を載せたのです、たわいのない話をママとすると、回りの常連客が雪に真一君はどうしたんだと聞くと、きっといい人、

と別れたのよと小声で言つたのです、段々ろれつが回らなくなって寝てしまつたみたいで、ハッと目がさめると店にはママしかいなくて、随分ご機嫌だっわと冷たいおしぼりを出して、水を、

出すので飲み干して、


あ~たま痛て~と言うと、酒5合は軽くのんだよと笑ったのです、時間を見ると2時を回っています、もうこんな時間かと言って立ち上がろうとすると、腰を取られてよろけたので、ママが、

チョットまって後片付けするわと、グラスを片付けて、さあ出ようと脇から抱えて店を出たのです、私でよかったら家に来る、慰めてあげるわよと言うので、ありがとうでもこんなに酔っ、

ていれば、


一物も立たないよと言って、もう大丈夫だよとママの手を放してそれではと言うと、気をつけて帰んなさいよと手を振ったのです、よろよろしながら歩いていると、屋台があり少し休むか、

とイスに座り酒を冷やでと言うと、やめなよお兄さん凄く酔っ払っているではないのと言って、これならいいだろうと、ホッピーだと出したので、一口飲みこれはビールではないけどと言、

うと、


ビールに焼酎を混ぜたものだよと言うので、そうか、何か懐かしい味だと思ったと言うと、お兄さんは九州の生まれかと聞くので、うんと答えるとそうか、こんな遠い所まで出て来たわけ、

だと言って、おでんはと聞くので、チクワ、たまご、はんぺんでと言うと、皿に盛りげそはおまけだとだしたので、ありがとうと言って、げそを食べて美味いと言うと、普通は味のしみ、

込んだ大根を頼むんだよと笑ったのです、


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