グリーンスパイニーイール
ウツボのような見た目のサカナ。トゲウナギの仲間らしい。
この仲間は大型になる種類がほとんどで本種も例外ではなく、少なくとも中型熱帯魚程度には成長する。だが、本種はとても臆病で神経質な性格であるために小さいサカナとの混泳が望ましい。何より本種のエサはアカムシやミジンコなので他のサカナを襲うことはないと考えて良い。また、本種は細長いサカナの例に漏れず土管に隠れたり、砂に潜って休んだりするのでそれらの環境は必ず用意するように。
混泳に関しては不向きだが可能。底面や下層で生活するサカナは本種が警戒したり、パニック状態になるリスクがあるので避けるべきだが混泳は一応可能。また、中層から上層を生活圏にするサカナとはあまり関わることがないという点でオススメ。その一方でエビや稚魚に関しては本種が積極的に襲うという情報は聞いたことはないが、水中の昆虫や微生物を食べる食性からして空腹だと捕食する可能性があるので、水槽内に水草を繁茂させて隠れ場所を用意しておくべきではある。
おまけとして、臆病なサカナなので普段は砂に潜ったり土管に隠れたりして過ごしているが、水槽環境に慣れるとエサの匂いに反応して姿を見せるようになるので、長い時間をかけて大切に育ててあげれば隠れずに生活するようになる。人もサカナも信頼関係が大切なのだ。
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