ニューギニア・レインボー

 名前の通りレインボーフィッシュの仲間なので混泳は容易。

 

 普段は背ビレと腹ビレの長い海水魚のシロギスのような見た目で、見た目のスマートさとヒレの長さ以外は地味である。しかし、オス同士のケンカやメスにアピールする時に背ビレと腹ビレを直角に展開するとイメージがガラリと変わる。

 背びれは帆や旗のような膜があり、これによるバランスの変化に対応するために長い腹ビレはバランサーの役割を果たしていると思われる。この姿を見たときにホウボウやビクニンを見たとき以来の衝撃を受けたので、いつかは多数飼育をしようと考えている。ちなみにエサの好き嫌いもないのでオススメ。


 混泳に関しては中型ほどではないがサイズがあるので、水槽のサイズを問わず本種の導入数を抑える必要があり、特徴的なヒレの展開をあまり見れないかもしれない。それでも普段からスタイルの良いサカナなので、扱いやすいサカナとして導入するだけでも十分見ごたえはある。ただ、本種は同じレインボーフィッシュの仲間に対して見た目が違ってもヒレをアピールすることがあるので、ヒレの美しさと混泳を両立させるならレインボーフィッシュの仲間で固めた混泳水槽がオススメだろうか。


 おまけとして、本種のメスはオスのような派手な仕草はしないのであまり注目されないが、オスメス問わず長期飼育に成功すれば基本の銀色の体色以外にもカラフルな発色が見られるので、最初こそ地味だが水槽環境を安定させればレインボーの名に恥じぬカラフルさを飼育者に見せてくれると同時に、飼育者の熱帯魚飼育の腕もなかなかのモノということになるので、かなり幅広く熱帯魚を扱えると自信をもってほしい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る