花粉症に効く目薬ってどれだ。

突然ですが私はスギ、ヒノキ両方のアレルギーを持っています。

おかげで春は、くしゃみ鼻水目の痒みと毎年闘うはめになるのですが、くしゃみと鼻水は(飲み薬と点鼻薬を使用しているのもありますが)マスクを一日中つけていれば症状は軽く済みます。一番やっかいなのは目の痒みです。マスクで覆うわけにはいきませんから、どれだけ気を付けても目に入るようで痒くて痒くてたまりません。医院でもらった目薬も効いているんだかさっぱり分からない。

と言うわけで、花粉症用にはどんな目薬があるのか、自分に合った薬はどういうものなのかを備忘録として残しておきたいと思います。



どんな目薬があるのか、はわかりやすくまとめた眼科のサイトがあった為、そちらの情報を転載します。

以下『青葉台 眼科 スマイル眼科クリニック』より転載

注意※薬価はスマイル眼科クリニックのものなのであくまで参考にしてください

『青葉台 眼科 スマイル眼科クリニック』

https://www.smile-eye.com/faq/kafun.htm


目薬による治療

目薬による治療方法は、症状や状態によって次の1~3の組み合わせで治療します。

抗アレルギー剤

かゆみの原因であるヒスタミンの発生を予防します。よって、症状が軽度な場合には、すぐに作用しますが、通常は使用開始し徐々に効果が増し数日から2週間くらいで効果が安定します。

抗ヒスタミン剤

ヒスタミンの活動を抑制します。「1.抗アレルギー剤」よりも即効性がありますが、効果の持続性に乏しいという欠点があります。

ステロイド剤

「1.抗アレルギー剤」と「2.抗ヒスタミン剤」で症状が緩和しない場合や症状がひどい場合に使用します。使用の方法については、医師から指示がありますので、自己判断で点眼回数を増やしたり、使用方法を変更したりしないでください。

当院でよく処方する目薬の種類 注意※薬価はスマイル眼科クリニックのものなのであくまで参考にしてください

抗アレルギー剤

インタール 235円

クロモフェロン 91円

ザジテン 242円

リザベン 233円

アレギサール 258円

ペミリドン 145円

アレジオン

新世代の抗アレルギー薬

アイビナール 288円

アイビナール 285円

抗ヒスタミン剤

リボスチン 237円

レボカバスチン 180円

パタノール 293円

ステロイド剤

フルメトロン0.1% 111円

フルメトロン0.02% 69円

オドメール0.1% 40円

オドメール0.05% 34円

オドメール0.02% 26円


と言うわけで、花粉症用の目薬は、

早くから使えば効果のある抗アレルギー剤、

痒みがすでに出てしまっている場合は即効性がある抗ヒスタミン剤、

それでも痒みが取れない場合はステロイド剤を使ったり併用したりする、

という事が分かりました。ちなみにステロイド剤は眼圧が上がる副作用がある為長期服用には適さないようです。


では抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤の中の目薬で効き目が強いやつはどれなのよ、と気になるのが人の性。調べてみました。


結論から言うと、効き目に患者の個人差があるようなので『抗ヒスタミン剤ではこれ!』と謳っている医師が滅多にいないのですが、『もりや眼科』ではこのように記載されています。以下『もりや眼科』HPより転載。



『もりや眼科』

https://www.moriyaganka.com/blog/アレルギー性結膜炎に対する点眼治療.html/




2018.02.26

(省略)

アレルギー性結膜炎に対する点眼治療

(一部省略)

一般的に使用する点眼は「パタノール」点眼液です。これは非常に効果が高いと評判の良い点眼です。副作用も無いことから、気軽に処方することが出来ます。

パタノールよりも効果が高いですよ、ということで発売されたのが「アレジオン」です。痒みの原因となるヒスタミンを抑える数値が高いとの事です。しかし、パタノールとアレジオンを両方処方して比較したことがないので、どちらが良く効くかという実際の評価は良く分かりません。良く効く薬なのですが、薬価がパタノールよりも高いのが難点です。そのため、保険の負担が無い人、もしくは1割負担の人だと処方しやすいです。

以上の点眼はほとんど副作用が無くて、使用しやすい点眼です。しかし、それでも痒くて大変と言う人には、ステロイドの点眼を処方します。数日であれば問題ないのですが、数週間使用してしまうと眼圧が上がる人がいます。他にも白内障などの副作用がありますが、基本的には長期間使用しなければ大丈夫です。この種の点眼は眼科医によって出す医師と出さない医師がいると思います。

ステロイドの中で一番効果が高いのが「リンデロン点眼・点耳・点鼻液0.1%」当院では同等の製品である「サンベタゾン0.1%」を使用しています。

花粉症で悩んでいる眼科医でこれを使っている人が結構多い印象です。それだけ良く効きます。ただ、上に書いたように時々眼圧を測ったほうが良いと思います。

私は現在の職場になってから、アレルギー性鼻炎と結膜炎には殆どならなくなりました。これは職場の中に空気清浄器があるからだと思っています。

以上、『もりや眼科』の情報によると、

抗アレルギー剤はアレジオン、

抗ヒスタミン剤ではパタノール、

(ちなみにステロイド剤ではリンデロン)がよく効くとの事です。


ステロイド剤は最後の手段として、ではアレジオンとパタノールではどっちがよく効くんじゃ。上記の医院では分からないらしいし。はい、調べてみました。

ネット検索していると、なんと、ずばり『アレジオン点眼とパタノール点眼では効果に差はありますか?』という情報を載せてくれている方がいらっしゃるじゃありませんか。有難いです。ただし、読むと大変専門的+長文な文献の為、こちらに全文掲載する事はやめておきます。リンクは貼付しますのでご参考にどうぞ。


『アレジオン点眼とパタノール点眼では効果に差はありますか?』

http://pharm-niiyan.hatenablog.com/entry/2016/05/08/234820


結果として、ざっと読まさせて頂くと、アレジオンとパタノールの効果としてどちらがはっきりと優位であるという違いはないようです。

基本的に効果は自分で実際に試してみないとわからないようですね。ただアレジオンは薬価がパタノールより高いそうなので、医院でそれぞれの薬価を聞いてみる事もいいかもしれません。


花粉症の方にはしばらく憂鬱な日々が続きますがお互い自分に合った目薬に出会えるよう頑張りましょう!

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