エール!

作者 ふみぞう

9

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★★★ Excellent!!!

自分が生まれ育った場所の良さは、将来に夢や希望があるうちには、気がつかないものなのかも知れない。
挫折を知って、我が身を振り返った時、包み込むように迎えてくれて、癒され、その良さ、ありがたさを知るものなのかも知れない。
過去の経験、失敗も、全て無駄なことはなく、この活動に生かされているのでしょう。
これからもずっと、頑張る人にエールを送れるよう、私もエールを送りたい。

★★★ Excellent!!!

「まちづくり応援団えーる」

山口県周南市の山奥の町、鹿野《かの》を応援する、
というコンセプトで発行されているフリーペーパーだ。
pdf版であれば、その実物をウェブ上でも閲覧できる。
写真付きの紙面は明るく、ソフトな文章が親しみ易い。

本作は「まちづくり応援団えーる」の誕生やその内容、
えーるに込める作者の想いが語られるエッセイである。
地域情報を伝える紙面とはいくらか趣の違う文体は、
繊細で情緒がある、と感じる。うまく言えないけど。

作者は青春時代を応援団の活動に捧げていたという。
一方で、決して根っからの体育会系熱血漢ではない。
人付き合いに不器用で、都会の企業戦士になれずに、
傷心を抱え、過疎化の進む静かな故郷に帰ってきた。

鹿野を応援するために、鹿野の人に向け、鹿野を書く。
その活動方針がまず立った際、作者には懸念があった。
「何もないこの田舎町に、書くべきことがあるのか?」
が、事実として、えーるの活動は10年目を迎えている。

「まちづくり応援団えーる」フリーペーパー第1号は
平成21年(2009年)2月18日付けで発行されている。
最初の記事は、地域複合施設のリニューアルについて。
その後の号では、地域密着の劇団、祭り、民話など。

作中に登場する方言が好き。
執筆、応援しています。