「もう一回、せ～～～ーーーの！！」

『🎵こ💟っきり🎵 こ💟っきり🎵 こ💟っきり🎵…』

　何度も同じフレーズをリフレインした。

「ほら、もっと声出せよ～ーー❗❗❗

　全然、聴こえねぇ～よ！！」

　確かに六人よりもショーリの方が声が大きい。

『🎵こ💟っきりですかァ～ーーー🎵…』

　だが、何度も歌っているうちに徐々に恥ずかしさも薄れていった。

　客も集まり、中にはスマホで撮影してる学生もいた。

　オジさんたちも足を止め、モノ珍しそうにウチらを見ていた。

　ウチらの『横須賀ストーリー🎵✨🎶🎵』が今、始まったんだ。

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