第360話 JK版『横須賀ストーリー』2

「ラッパーか。お前は!!」


「だっからさ、6人で、『🎵これっきり🎵これっきり🎵これっきり🎵これっきりィ~ですか~…🎵』

って歌うじゃん。

 その時、指を順々に差していくンだ。こうやって!!」

 ショーリは実演した。


「何、そのダッサダッサの振りはァ~!!」


「いいじゃん。っで最後の『これっきりィ~ですか~ーー❗』って時に、生脚をこう見せンだよ!! バァ~ッて❗❗」

 右足を前に出した。


「いやいや、エロいだろ。その振り付け❗」

「このくらいやんなきゃ、AKBには勝てねェ~ンだよ!!」


「別に勝てねェ~よ! 初めっから!!」

 どこを目指してんだよ……


「だっからさぁ、そのくらいの気迫でやらなきゃ!!」

「何、言ってンの! 誰もアイドルになりたいって言ってンじゃないのよ!!」


「そりゃぁ、イチゴは、恥かきたくないンだろォ~~…!!」

「はぁ~…!! 誰だって、そうだろ。恥なんかかきたくねェ~よ……!!」

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