第322話 シーちゃん

『けど…、まぁ、今回の事で少しは考えると思うンだ。』


「だと良いけど……。」

『まぁ、私の方はそんなトコ!! ねぇ、私よりもイチゴは…? 彼氏、作らないの?』


「え、私……!?」

『そ、ムッチもそうだけど、せっかく美人なのに、勿体ないよ。イチゴも!!』


「別に、美人じゃないけど…。」

『フフン、イチゴが美人じゃなかったら、どこに美人がいるのよ!!』


「ムッチとシーちゃんがいるじゃン!!」

『まぁ、私はそれほどでもないッて……、ムッチは、ねぇ、うん。

 誰が見ても美人だけど………。イチゴもだよ!!』

「え…?」

『イチゴが女子力全開にしたら、誰も叶わないって!!』


「そんな事ないって!!」

『いや、マジマジ! っで、元ヤンなの。マジで?』


「あのねぇ! ドンドン広めるな!! あれは、サンタのジョークよ!

 私は、優等生よ!!

 昔ッから!!」

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