第294話
「っざぁけた事、言ってンと、窓から叩き落とすぞ!!」
このままぶん殴ってやろうかと思った。
「え、え……?」
本城の顔色が変わった。
「ねぇ、元ヤンでしょ!?」
サンタが訊いてきた。
「違うって言ってンだろ~!!」
私の怒鳴り声に周りの生徒たちも異変に気付いたのか。
「あの~…! どうかしたンですか……?」
近くで自習していた女子が訊いてきた。
「ううん……、なンでもないの。ちょっとしたアトラクションよ。さぁ、皆さん、どうぞ自習を続けて下さい。」
精々、ぶりッ子して笑みを浮かべた。
「キ、キミたち……。」
本城譲もかなり怒ったようだ。
「暴力を振るうなら、先生に報告して推薦を取り消して貰うよ!!」
どうだとでも言うのか。
また見下した態度だ。
「く…!!」
「ヤバいって、イチゴ!!」
サンタが私の肩を抑えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます