第250話

「オレは、その苛めてた男子を追い払って、八田を助けたンだぜ。

 ッで、八田が泣いてるから介抱してたら、いきなりイチゴが飛び掛かってきて、顔面蹴りだもん! 信じられるゥ~!?

 那奈ちゃん!!」


「え? はい…! そうですね……。」

 那奈も私の顔色を窺った。


「その後、馬乗りになって、ボッコボコだぜ! マジであり得ねぇ~だろ!!」

 ショーリは悪乗りして言った。


「あのねェ~…」

 それじゃァ、私がまるっきり悪者だろう。


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