第192話

「あんたねぇ!! デリカシーってモンがないの?」

 私は彼を睨み付けた。


「フフ…、デリケートに包んで、お茶を濁す話しじゃねェ~だろ!!」

 ショーリは少し苦笑いし那奈を見た。

「………。」

 那奈は下をうつ向いて黙りこんだ。


「え……!?」

 私は、すぐには反論できなかった。


「デリカシーを気にして、ぶっちゃけね~と、

 後で、余計厄介な事になるンじゃね~の?」

 ショーリはテレビに視線を向けて話した。



 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る