第131話

「久しぶりだよ!」

 私は夕陽を見詰め沁々として言った。


「え…、何が……?」

 肩をすくめ、ショーリが訊いた。


 私は波打ち際を歩きながら呟いた。

「こんなに真っ赤な夕焼けを見たの!!」

 全てが紅く燃えているみたいだ。


「フフン、」

 ショーリは鼻で笑った。

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