明日喪き我らの征く先は

作者 企鵝モチヲ

82

30人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

異世界転生を果たした女の子アトリと、銃の名手キッドが織り成す物語です!

……と、前置きはおいといてですね。
アトリさんがめちゃくちゃ可愛いです!!!!
悶えます、是非お姉ちゃんに欲しいと強く感じました!!

ひょんなことから異世界に飛ばされたアトリですが、次々と出会う色々な人たちとその中心にいる存在、ツンデレ?とはまた違う一癖あるキッドのかっこよさに目を引かれつつ、少しずつキッドの秘密に迫っていくのもまた作品の魅力です!

★★★ Excellent!!!

ここまで読んできて、突然気付いてしまったので書かせてください!
アトリさん、基本敬語なんです!
他人に対してまず敬語、そしてそこそこ一緒にいてもまだ敬語。
これは、他人に対して心の中でまず壁を作っているタイプの人なのかも、と思いました。馴れ合えない、懐けない、そんなアトリさんが気になってしかたがない。異世界であることや西部劇であることよりも、アトリさん個人の背景にあれこれ思いを巡らせる日々です。
この世界に来たのはアトリさんの「現実」が原因だったりして、なんて考えて転がり回っています。
とにかく可愛い。アトリさん可愛い。続きを心待ちにしているのです!

★★★ Excellent!!!

西部劇と異世界もののフユージョン系、西部劇好きなら誰もが知る有名人たちが登場するのは、戦国時代に転生して若き日の織田信長に遭遇したりするのに通じる面白さですね。
もっとも、西部劇や西部開拓史の予備知識がなくても主人公の体験する冒険は十分堪能できるはず。
一味違うファンタジーとしておすすめです

★★★ Excellent!!!

ウエスタン映画はマグニフィセントセブンしか観ていない自分ですが、文章で西武開拓時代の熱気を感じることができ、読み終わったあとは余韻に酔いしれております。
まるで一本の良質な映画のような構成力と、イメージが脳内に投影されるような文章力。すごい作者さんです。

二人の主人公——少女とおっさんの関係も、変に媚びることなく、バランスを保ちながらもユーモラスで、とても爽やかです。

ウエスタンというジャンルが、『明日喪き我らの征く先は』から再発見されて文芸シーンに拡がってゆくような、いま読んで損はない小説です。

★★★ Excellent!!!


 なぜか西部劇風異世界に転移してしまったごく普通な日本人の女の子アトリと、銃の名手で無法者キッドが荒野をさすらう物語である。

 気が付くと見知らぬ荒涼とした大地にいたアトリは途方に暮れていた。
 此処はどこなのか。さっきまで普通に暮らしてた自分が何故ここにいるのか分からない。
 そこに馬車に乗った男が現れる。リボルバーを下げていることから男はガンマンであり、さらに言動から無法者だと悟る。
 だがそれだけじゃなかった。実はキッドには驚くべき秘密があった……。


 だんだんと明かされていくキッドの秘密も物語にスパイスを加えており、素晴らしいです。そしてぶっきらぼうで粗暴だがどこか気品を感じるキッドと可愛いアトリとのやり取りが凄く楽しいです。



★★★ Excellent!!!

西部開拓時代を基にした本作。

作者の解釈と史実を練り合わせて作られている「異世界物」だが、西部開拓時代の知識がなくとも作者が丁寧に作中で説明を入れてくれているので、しっかりと頭に入ってくる。

時代が時代なので、現代の常識で考えること自体が愚かである。

そして、無法者と可愛いヒロインが物騒な時代で生活をしているものだから、展開一つで心臓が飛び跳ねる。

本作は「史実を楽しむのではない」小説で、「史実を含めた作者の解釈を楽しむ」作品であると個人的に思う。

まさに「小説」と呼ぶべき作品だろう。

是非、この機会にご覧くださいませ。(`・ω・´)ゞ

★★★ Excellent!!!

異世界ものが苦手な人でもこの作品は楽しめると思います。いや、苦手な人ほど読んでみてほしい。

あの時代の匂いが漂ってきそうなほど、世界を丁寧に描写しています。

おっさんと少女のコンビによる軽妙なかけあいは、読んでいて飽きません。

完成度の高い作品で、オススメです。

★★★ Excellent!!!

本作は巧みに誘って参ります。
ご安心を。難しいことはありません。

まずシンプル。
冒頭は潔いほどに簡潔です。お手軽、簡単、リズムよし。

次に軽妙。
打てば返すようでいて全く噛み合っていない掛け合いが、一切の煩わしさを取っ払って心へ忍び込んで参ります。心盗っ人。

さらに筆運び。
さり気なく、しかも流れるような筆致は、次へ次へと視線を誘って止みません。巧者。

そして展開。
お手軽に誘い込むだけ誘っておいて――不穏な展開へ一本釣り。

ようこそ、明日喪き〝虚構〟の世界へ。
いざ進まん、何処ともなく〝征く先〟へ。
かくして〝物語り〟の幕が開く。
流れる筆致にいざなわれ。
事実と〝虚構〟に追われる先。

『明日喪き我らの征く先は』

征く先に待ち受けるのは、果たして〝虚構〟か、あるいは虚無か。

★★★ Excellent!!!

世界観から何まで、美しく編み込まれていると感じた。

異世界転移設定特有の、現実世界の物事を持ち込む時の違和感がなく、(我々読者の立場から見た)異世界人である“無法者”でさえ、作り物感のない、目の前に厳然と存在する“人物”として生き生きと動いているように感じられた。

この作品にもっと早く出会えていたら、転移物をもっと好きになれていたと思える、そんな作品である。

★★★ Excellent!!!

 異世界に転移した少女「浅倉アトリ」と、強盗団のボスにして【不死者】の無法者が織りなすファンタジー作品。
 西部劇の世界観や、当時の銃、この時代に名を遺す人物が好きな人にはたまらない作品でしょう。言葉の補足も充実しているので、知識がなくても問題なく読めます。

 作品のディテールもこだわりを感じますが、注目したいのは二人の会話。
 少女と無法者の会話には微妙な齟齬があり、まるでボタンを掛け違えるような会話が展開されます。
 このズレから、互いの正体や世界を探るやりとりは、まるで推理劇を見ているよう。
 ミステリアスな側面が物語に深みを加えています。

 果たして少女は元の世界に帰ることができるのか?
 徐々に明かされてゆくであろう真実から、目が離せない作品です。