第45話 井戸端板 「PV」

スレッド【PV】


「凄かったな、俺の嫁。」


「お前のじゃあないけどな。」


「そうだ、俺の嫁だ。」


「あなた達、女性をエスコート出来るようになってから、言えば?」


「・・・。」


「><」


「中々、今の日本の社会であんなエスコート出来ねえあろ。」


「あろ。」


「あろ。」


「あろ→だろ。」


「そこは流してくれよ・・・。」


「お前ら安心しろ、出来なくても結婚は出来る。俺が実証済みだ。」


「おおーっ。」


「明るい未来がっ!」


「気になる人が二人居たら、出来る方選ぶけどね。」


「グサッ」


「…orz」


「と、兎に角だっ!PVは最高だったな。」


「だなっ!」


「運営、グッジョブっ」


「俺、動画どころか、SSすら撮れなかったからな。」


「誰一人アップしてないから、誰も撮れてないんじゃね?」


「あの状況で、撮れるやつ居ねえだろ。」


「時間止まってたぞ。」


「おいおい、それを言うなら刻が止まってただろっ!」


「どっちでもいいべ。」


「んだ、んだ。」


「正直、私も、息をするのを忘れてたわ。」


「物音一つしなかったしな。」


「あれ、狙ってたの?」


「さあ?」


「釣りガールって運営関係?」


「違うだろ。思いっきし、チーフ埋没したし。」


「だな・・・。」


「俺の嫁は、普通のプレイヤーじゃっ!天使なだけで。」


「俺の天使だけどな。」


「こういうこと言ってる人、リアルでモテないよね?」


「グサっ。」


「心臓が痛い・・・。」


「誰か救急車呼んでやれ。」


「仙人のエスコートも尋常じゃあないと思うけど、あの釣りガールも尋常じゃあないわよね?」


「気品というか、オーラが全然違ったよね。」


「だからこその女神だろっ!」


「見た目は、ゲームだから何とでもなるのにね。あのオーラは半端ないわ。」


「あのなあ、人気投票NO.1だぞ?舐めてんの?」


「俺は舐めたい。」


「それは、もういいっちゅうの。」


「きもっ。」


「・・・。」


「死んだな・・・。」


「チーンっ。」


「まあ、女神は置いといて、俺の嫁はどうよ?」


「女神以外だと誰やねん・・・。」


「猫耳チーフか?」


「ちゃうわいっ。」


「なんだチッパイ派か。」


「チッパイ言うなっ!」


「結局、負けてんじゃねえか。」


「んだんだ。」


「仙人に、お姫様抱っこされてるしな。」


「仙人許さんっ!」


「あいつは、ちょっとやり過ぎたっ!」


「てかさ、お前らこそ、チッパイのピンチに何してたんだ?」


「・・・。」


「・・・。」


「どうせSSでも撮ってたんだろ?」


「うっ・・・。」


「俺だって事前にヘルファイヤの効果しってりゃあ。」


「無事SS撮れたってか?」


「うっ・・・。」


「仙人の爪の垢を煎じて飲めば?」


「ぐさっ。」


「ぐさっ。」


「ぐさっ。」


「ぐさっ。」


「ぐさっ。」


「チッパイ派多くないか?」


「釣りガール派も思う所あったんでね?」


「うっ・・・。」


第一部 失業したおっさんがVRMMOで釣りをしていたら伯爵と呼ばれるようになった理由(わけ) 完

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