第24話 甘いもの対決

「はあ…」

かばんがため息をつく

「どうしたの?かばんちゃん」

「………ふぅ…前回のパー護さぁ君ワンカットしか出てなかったよね」

「え?」

「でもサーバルちゃんはいいよね…けもフェスで出番あるから…」

「本当にどうしちゃったのかばんちゃん…」

「出番ちょうだい」

「え?」

「だから出番ちょうだい」

「無理だよ…」

「まあそんな事言わずに…出番ちょうだい」

「だから無理だって!」

(出番ちょうだい)

(こいつ…直接脳内に…)



「何やってんのあいつら?」

「けもフェスに出番が無いかばんさんがサーバルさんに出番を要求してますね」

「はあ…」

「尺もあれですしそろそろ本編始めますか?」

「そうするか…」



「甘いもの対決だあ?」

オオカミに呼び出されたカズは話を聞いていたが

「面白そうな物を見つけてね早食い…というやつらしいんだが負けた方が罰ゲームするらしい」

「罰ゲームって…まず誰と誰が戦うんだよ…」

「もちろん君とゼロさ君が負けたらまたは●た号に乗ってもらうしゼロが負けたら…お化け屋敷行きかな」

「やる訳ねえだろ?そんなもん」

「それは残念だ…勝った方にはこの額の報酬が貰えるんだが…」

オオカミはカズに紙を見せた

「…良しわかったやろうじゃねえか」



ロッジのある一室で前回のとカズが向き合う

「正々堂々やろうや…ゼロ…」

「何故私が…甘いものは苦手だと言うのに…」

「さあルールを説明します!簡単です先に早く食べ終わった方の勝ちです!勝負は三回あるので先に2回勝った方が勝者です!」

マーゲイが説明をする

「まずは一品目…ええと…アップルクーヘン…です!」

「よし…」

「う…」

「では…開始です!」


勝負は言うまでもなくカズがリードしていた

「…どうするギブアップするか?」

「…ギブアップ…」

「NO!!」

1戦目はカズの勝ちである


「さーて2戦目は…えーとカズさんが用意したおやき…ですね4つある中の二つがあんこ、もう二つが野沢菜…しかし中身はわかりません…つまり2人がランダムに二つとる形となります!では始め!」

2人は食べ始めるが…

「あんこだ!」

2人が手に取ったのはあんこ入りであった

つまり残り二つは野沢菜である

カズはあっという間に一つ食べたが…

「おっと!カズさんはゼロさんを待っています…相手を待つ余裕!」

「野沢菜で男らしく勝負するぜ俺は」

ゼロは苦しみながらようやく一つ目を食べ終え…

2人は最後のおやきをとるが…



「う…」

またあんこ入りのおやきであった

するとマーゲイが

「4つともあんこだ!汚いぞトモカズ!野沢菜なんて無かったんだ!」

その後カズは余裕で勝利した…つまり

「という訳でゼロさんにはお化け屋敷を体験してもらいますよ〜」

「ああ…嫌だ…やめてください…」


「さて報酬を貰うぜオオカミ」

「無いよ」

「は?」

「あれは冗談だよ冗談ああ言えば必ずやってくれると思ってね」

「何でそこまでして…」

「ゼロの驚く顔をもう一回見たくてね…普段冷静なゼロがあそこまで取り乱すのは面白いじゃ無いか」

「マジかよ…」

こうしてゼロはお化け屋敷に入ることになった






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