第81話少年期[72]魔法だけ使えればいいってもんじゃないんだぞ。

明日に備えて一応作戦を立てておかないといけないので、セイル達のパーティーと話し合いを始めた。


「あ~そうだな。まともに自己紹介もしてなかったから一応しておくか。名前はゼルート。戦闘手段は武器はロングソード、魔法は雷と風が得意だ」


アレナとルウナもゼルートに続いて自己紹介をした。


「私の名前はアレナよ。武器はゼルートと同じロングソードだけど短剣の二刀流も出来るわ。

魔法はそこまで得意と言えるほど出来なけど火と得意ね」


「私はルウナ、見てのとうり狼の獣人だ。

武器は剣と魔力を纏わせた拳だ。魔法は強いて言えば火が得意だ。それと身体強化はそこそこ自信がある。あと一応獣人だから耳と鼻が利くから今回の盗賊を討伐するとき等は斥候役も一応出来る」


ゼルート達の自己紹介が終わり今度はセイル達が自己紹介を始めた。


「名前はセイルだ。使う武器はロングソードだ。

一応盾役もやっている」


へ~、盾役もやってるんだ。


確かにセイル達のパーティーで盾約が出来そうなのは体格的にセイルしか出来ないか。


「僕の名前はロークです。武器はサーベルを使います。

魔法は火魔法が少しだけ使えます」


見たときからサーベルかレイピアかと思ってたけどサーベルだったか。

悪いとは言わないけど余程の腕がないと戦闘中に折れるだろうな。

後で一応軽くて頑丈そうな武器でも渡しておくか。



「私の名前はラナよ。武器はこの杖。とは言っても基本は魔法しか使わないわ。使える属性は水と風よ」


まぁ、見たまんまって感じだな。

しかし棍術とか使えないのか。

ルウナかアレナに言って、なるべく近くにいてもらうか。


「私の名前はミールです。武器はラナさんと同じように杖はありますが魔法しか使えません。

光魔法と水魔法が使えます。それと回復の魔法も使えま」


・・・こいつもルウナかアレナに言って近くにいてもらうか。


それからどういった作戦にするのかを話始めたが、そこまで時間はかからなかった。


偵察はルウナが行い、戦闘の陣形は前衛が俺とセイルとローク。中衛がラナとルウナ。後衛がミールとアレナといった感じだ。


そうして話し合いが終わってからロークが一人になった時に声をかけた。


「なぁ、ローク。ちょっといいか」


「はい、大丈夫ですがどうかしましたか」


俺は一応予備の武器があるのかを聞いておいた。


「サーベルって今持っている奴だけか? 予備はあるのか?」


「・・・いえ。僕の武器はこれだけです」


ロークは自分の武器がどういった武器なのかを理解しているようで、少し苦い顔をしていた。


「やっぱりか・・・・・・ほら、これをもっておけ」


俺は一本のロングソードをロークに渡した。


「あの、これは・・・鉄の剣ですよね。

でも、それにしては軽い気がしますが」


「その剣には重さを軽くする魔法が付与されている。それならお前の力でも十分使えるはずだ」


「え、使ってもいいんですか!? でも、僕はあまり返せるものが・・・・・・」


・・・・・・別に何本もあるから見返りとか正直いらないんだよな。


「別に見返りなんていらない。戦っている最中に武器が折れて戦えなくなったりしたら困るからだ」


「あ、ありがとうがいます!」


ロークは大袈裟に頭を下げゼルートに礼を言った。


うん、感謝されるってやっぱいいな。

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