第62話少年期[52]運は良いんだろうが・・・厄介事の臭いがする

これは・・・どうしたらいいんだ?


今俺はとある魔物にすごくなつかれている。

従魔になったわけじゃないんだけどな。


それでその魔物ってのが、ラッキーティアスクワロっていうリスの魔物なんだよ。

この魔物はなにかとレアな魔物なんだよな。

まずは滅多に姿を現さない。そもそもとても弱いのが原因なんだけどな。

それとこの魔物が涙を流すとき、涙が結晶になる。その結晶がものすごい値段になるらしい。


先ほど言った通り姿を滅多に見せないので、結晶はもの凄い手に入りずらいらしい。


それで俺の目の前になんていうか・・・・・・。


もの凄い量の結晶があるんだ。


俺はこの魔物と出会うまで、ただ単に散歩がてらに森の中を歩いてたらファットボアっていう太った猪の魔物と出会って、この魔物の肉が舌が蕩けるぐらい旨いらしいので、さくっと狩っていたら怪我もしている小さなリスの魔物を見つけたので、回復魔法をかけてあげてから少し食べ物をわけたら、もの凄い勢いで涙を流し始めた。


そして今もの凄いなつかれてしまっている。


多分今まで助けようとするふりをして、何度も騙され続けたんだろうな・・・。


でもこの子どうしようかな。


実際強くないわけだし、俺たちといたらもしかしたら死ぬかもしれないしな。


・・・・・・そうだ! ラガールに預ければいいをだ。


「皆、すこしラガールの所に行ってくるかちょっと待っていてくれ」


「わかりました。お気をつけて」


「早く帰ってきてくださいね」


「お母様によろしく伝えといてください」


よし、行くとするか。


「ゲート」



俺は、空間魔法の場所と場所を魔力で繋いで行き来する魔法を使った。


「よっこらせと」


一ヶ月ぶりにここに来たけど・・・あたりまえだけどなんにも変わっていないな。


「ゼルートじゃないか。一体どうしたんだ?」


「今日は頼み事があってな。この魔物を育ててあげてほしいんだ」


「ほう・・・ラッキーティアスクワロか、随分と珍しい魔物になつかれたな。私も実際に見るのは初めてだ」


「そうなんだ。いや、ラガールの強さを考えれば確かに会うのは難しそうだな」


「そういうこだ。それで先ほどゼルートが言ったとうりこいつを預かればいいのか?」


「ああ。よろしく頼むよ」


よかったよかった。あいつもここなら危険もないしな元気に暮らしていけるだろう。


「キュッ、キュウ!」


俺が帰ろうとしたら俺のズボンを摘まんできた。


「・・・俺と一緒に来たいのか?」


「キュッ!」


「そうだな・・・そこにいるラガールに俺と一緒にこれるほど強くなったって認められたら一緒に冒険に連れていくよ。だからそれまでは我慢してくれないか?」


「キュウ・・・・キュッ! キュウッイ!」


「どうやら、そいつはわかってくれた様だぞ」


「そうみたいだな・・・。それじゃ、改めてこいつを宜しくな」


「うむ、まかせろ。お主の言う通り、しっかりと強くしてやろう」


「程々に頼むぞ」


俺はゲートでゲイル達が待っている場所に戻った。


「ただいま」


「おかえりなさい。どうなりましたか?」


「ラガールが預かってくれるってさ」


とりあえず一年くらい経ってから様子を見てみるか。


「それにしても・・・・・・この結晶。どうしようかな」


「オークションというのに出してみたらどうですか?」


オークションか・・・・・・確かにそれも良いかもな。ものすごい量の金が手に入りそうな気がするが。


「とりあえずギルドに戻るとするか」

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