第33話少年期[23]四人の強さ

伸びて来た自信をへし折ってやろうと思って、ブラッソと(正体を隠して)戦うように提案したらあっさりと了承した。というかゴーランがもの凄いノリノリだった。

・・・・・・一番最初にKOされそうだな。


そして今はブラッソの元に移動している。移動する際には、ブラッソの元まで約二十キロほど距離があるので、俺はともかく四人にはかなりきついと思ったので、ばれないように重力魔法で体を軽くし、風魔法で後ろから追い風が来るようにした。

リル、マーレル、スレンは今日の自分の動く速さに少し疑問を持っていたが、ゴーランは見事に自分が強くなったのでこんなに速く動けるのだと、思いっきり勘違いしていた。

う~ん、この四人でパーティーを組んだら、ゴーランのせいで他三人が結構苦労しそうだな。


ちなみに四人の戦闘スタイルはこんな感じだ。


リル・・・使える魔法は火魔法、風魔法、土魔法、風魔法の四種類と多くかなり魔法の才能がある。(ふつうは魔法特化の人でも三個ほどしか持っていないという人が多い。もちろんリルより多く持っている人もいるだろうが、魔法のレベルが低いということもあるらしい)

魔法の威力も母さんから習っているだけあって、他の魔法使いと比べて同じ魔法でも威力は高いらしい。

そして水魔法で使える魔法の中に回復魔法も使えるらしく、非常に優秀だと母さんが褒めていた。

それと魔法だけじゃなく最近は棍術や短剣術も習っているらしく、接近戦も多少できるとのこと。


ゴーラン・・・典型的なパワータイプの戦士型。力は十歳にしては中々の物だとゴーランに訓練をつけている兵士さんが言っていた。使う武器はロングソードのようだが、最近はクレイモア、バスターソードといった大剣の類をしっかりと実戦で使えるように訓練しているらしい。(ちなみに今日はロングソードしか持ってきていない)

最近はフェイントを上手く使えるように頑張っているらしいが、本人の性格の故か顔、行動に出てしまうらしく、訓練をつけている兵士さんは諦め、小盾の訓練をしていると聞いた。

魔法に関しては火魔法が少し使えるようだが実戦で使えるほどの物じゃないらしい。その代わり魔法による身体強化はそこそこ出来るらしい。

今後の課題は戦いの最中に熱くなりすぎず、冷静さを保つことらしい。

・・・・・・・・・・・・まぁ無理だろうな。


マーレン・・・風魔法、水魔法、火魔法の三つの魔法を使う。リルほどではないが魔法の才能はあると母さんが言っていた。そしてサブの武器は鞭を使う様だ。最近は鞭術で覚える拘束という技を覚え、自分の力量次第ではあるが文字通り相手を拘束できる。

そして最近はパーティーでの、盗賊の役割の事も覚えているらしい。マーレンは少々ツンツンなところがあるが、友達思いなところもあるのでかなり頑張り屋さんなところがある。


スレン・・・魔法は風魔法、火魔法、雷魔法を使う。風魔法と火魔法はリルやマーレルには及ばないが雷魔法というそこそこ珍しい魔法を使えるようで本人はかなり喜んでいた。まぁ、それをゴーランが血涙を流しながら恨めしそうに見ていたけどな。

武器も珍しくエストック・・・・・・レイピアの様な武器を使うらしい。よって突き技がメインの様だ。

身体能力も戦士や剣士より魔法軽騎士と言った感じで敏捷さは四人の中で頭一つ抜けているみたいだな。


といった具合で、やはり同世代と比べると中々強い。でも、今回はその自信をブラッソ先生にへし折ってもらうとしよう。

おっ、そろそろ見えて来たな。




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