第27話少年期[17]自分で得た権力でもないのになに威張ってんだこいつ?

前回のあらすじ!

ついにやって来ためんどくささマックスのお披露目会。

だが飯はうまいし友達もできてとてもいい気分。

そして国王の娘さんとも話せた。

このまま順調に終わることが・・・できませんでした。

明らかに生意気そうな三人組の貴族の坊っちゃん達絡んできた!

この危機(笑)をどうやって乗り切るのか!!


・・・・・・・・・


スイマセン。ちょっと調子にのりました。

でもあらすじ通り本当にめんどくさい状況だな。

話しかけてきた男の子はなんというか・・・女を物扱いしそうな感じの奴だな。


「申し訳ありませんが、今はこの方達とお話をしているので後にしてください」


おお! さすがお姫様。堂々としてるな。

なら俺も・・・


「ルミイル様もこう言っているので・・・」


「君には何も聞いていない。黙っていてくれないか。薄汚い冒険者の子供だろ」


・・・・・・あん?


こいつ今何て言いやがった? 俺の聞き間違いでなかったら、父さんのことを薄汚い冒険者と言った気がするんだが・・・まさかな。

聞き間違いで殴り飛ばすのは可哀想だ。

一応念のため確認しておこうか。


「おいお前。今なんて・・・」


「薄汚い冒険者の子と言ったんだ。聞こえなかったのかい? はっ! 君みたいな位の差も理解できない者が子だと親が苦労するものだね! いや、親が薄汚ければ、一家そろって薄汚くなるのは必然だった。すまないね私も理解していないことがあったようだ」


「クーレン様の言う通りだ!」


「さっさとこの場から消えろ!」



・・・・・・・・・・・・オーケー。

こいつらは全員死にたい・・・いや、生き恥を晒したいということでいいんだよな。


こういう時は父さんからどうすればいいか事前に聞いている。

ちょうどあのバカども大声をあげたのでこの会場にいる全員の視線が集まっている。


父さんも・・・王様も。


父さんに視線を向けた。

グーサインを出していた。


王様の方を見た。

なにやら期待に満ちた視線をこちらに向けていた。


ならその視線に応えるとするか。


「国王陛下、一つ私から提案があるのですがよろしいでしょうか」


「構わんぞ、申してみよ」


王様の目がさらに期待した目になった。

あんたは子供か・・・


「ここにいる親の権力にすがることしかできないアホと決闘したいのですがよろしいでしょうか」


「なっ! 貴様!! この私を


「面白そうな提案だ。是非その決闘を行おう! して少年よ、決闘の賭けの対象は何にする」


来た! これを待っていたんだ!!!


「賭けの対象は家の個人の全財産のでどうでしょうか」


「・・・・・ふっ、ふふふ。ははははははははは!!!!!! よかろう!! 賭けは一家の全財産だ!!!」


もう一度父さんに視線を向けた。

満面の笑みだった。

そりゃそうだよな。道の整備とかいろいろ使えるし。


「ふ、君。本当に私に勝てるとでも思ってるのかい。自慢ではないが私の魔法の腕は相当と自負している。そして・・・」


こいつ何勘違いしてんだ。


「おいおい、なにを勘違いしてるんだよ。お前一人なわけないだろ。後ろの二人も含めて三対一に決まってるだろ」


「君正気かい。三対一で敵うはずなど・・・


「どうでしょうか国王陛下、三対一の戦いならばもしかしたら陛下も満足できる決闘になると思うのですが」


「ハハハハ!! 少年は本当に私を楽しませてくれるな。もちろん構わないぞ。それでは決闘の内容は決まった!! 皆の者闘技場へ参るぞ!!!」


よし!! これで家の金が潤うぜ!!


「貴様・・・!!! ずいぶんと大きな口をたたくじゃないか。 私達三人に勝つなんてことは万に一つないというのにね。土下座して謝るというのなら貴様だけ奴隷にして、貴様の家族だけ助けてあげてもいいんだよ」


なに言ってるんだこいつ?

ルミイル様の前だから、私本当は優しいんですよアピールでもしてんのか?


「戦う前から逃げようとするとか、自分にどんだけ自信がないんだよ」


かわりに鼻で笑ってやった。


「・・・・っ!!!! どうやら君は僕に殺されたいみたいだね!! 望み通り大勢の前で恥を掻かせてから殺してあげるよ!!!!」


「言ってろ、口だけ坊っちゃん」


アホ三人組は俺のことばに反抗しようとしたが諦めたのか闘技場へ向かっていった。


そんじゃ、俺も父さんと少し話してから向かうとするか。

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