第25話少年期[15]この二年間、そしてお披露目会

ラガールの子、ラルを従魔にしてから大体二年ほどが経った。


従魔達は基本好きなようにさせている。

たま~にラームの様子をみたら、スキルや魔法に特性がたくさん増えていて本気でビックリした。

ラルとラームとゲイル。三人とも俺が教えた魔力量を増やす方法を毎日やっているようで、魔力量がとんでもないことになっいる。

俺にも言えることなんだけどな・・・・・・


それと魔力量を増やす方法に改良を加えた。

魔力をただ放出するだけでなく、魔石みたいに魔力を結晶化出来ないかと思ってやってみたら、すんなりと上手くいった。

これなら戦闘中に魔力が切れたとしてもこの・・・・・・何て言おうか。めんどくさいから魔結晶でいいや。魔結晶のおかげで魔力量を回復することができる。

このことは広めない方がいいだろうな。魔力回復ポーションの意味がなくなるしな。


もう一つ、兄さんと姉さんが王都のお披露目会に行った。

兄さんは顔立ちもいいし、他の貴族の女の子達からたくさん声をかけられたらしい。

だけどそれを良く思わなかった、位の高い貴族のお坊っちゃん達がいろいろと、兄さんに難癖をつけたらしい。


それを兄さんは体よくかわしたらしいが、最後にどうやら俺達家族のことをバカにしたらしい。

「貴様がこのような覇気がない者なら、貴様の家族もゴミみたいなものなのだろうな!」

と言ったらしい。

その言葉に兄さんはキレたらしく決闘を申し込んだ。相手は同年代の中ではそこそこ魔法が上手く使えるらしく、余裕で勝てると思っていたようで決闘を受けたらしい。


結果は兄さんの圧勝に終わったらしい。

俺が魔法を教えてたっていうのもあるけど、元々兄さんが努力家というのもあって兄さんはかなり強くなっていたみたいだ。

戦闘中も余裕がありすぎて、相手をボロカスに言ってわざと時間をかけて、じっくり料理したらしい。


なんでそんな詳しく知ってるかだって?

そんなの父さんが帰ってきてから、食事中に夢中になって話したからに決まってるじゃないか。

兄さんは顔真っ赤にしていたけどな。


そんなことがあったから、姉さんにも魔法を教えようとしたら喜んで受けてくれた。

どうやら俺が外で魔物を狩ったり、魔法の訓練をしていたりして全然遊べなくて、不機嫌になっていたらしい。

その反動なのか魔法を教えてるときは、たくさん話しかけてくる。

別に嫌なわけではないので、楽しく話していた。


それで元々姉さんには、母さん譲りの魔法の才能があったらしく、直ぐに魔法を使えるようになった。

最後の方には中級の魔法まで覚えてしまったしな。

それで教えたかいはあったのかというと・・・・・・


もちろんありました。


兄さんと同じく姉さんも顔が整っているので、貴族の坊っちゃん達にたくさん声をかけられたらしい。

まぁ、姉さんは一切魅力を感じなかったって言ってたけどな。

まぁ自分は○○家の者だの、自分と一緒になれれば必ず幸せになれるなど根拠のないくさい台詞いわれても基本なんだこいつ? って感じだしな。

それでここからは兄さんの逆バージョン。

基本一緒だから説明は省いて、位の高い貴族の令嬢と決闘になったらしい。もちろん相手てが俺達家族をバカにしたからだ。ここまで一緒だとちょっと怖いな。

結果も兄さんと一緒で姉さんの圧勝。

違うところと言えば・・・


姉さんが勝負を決める一撃で相手の女の子を裸にしたところだろうか。

相手の女の子は決闘に負けた悔しさと、裸になってしまった恥ずかしさで、その場で泣いてしまったらしい。

自業自得としかいえないけどな。


この話も父さんが食事中に話した。姉さんは兄さんと違って誇らしげにしてたな。


そして俺も一ヶ月後にはお披露目会。兄さん達みたいな展開になったら、それはそれでおもしろそうだが・・・・・・やはり、めんどくさいという気持ちのほうが大きい。


は~~~、憂鬱だ。

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