第22話少年期[12]いざ、ドラゴンと対面

流石鉱山の山頂近くということもあって出てくる魔物もなかなか強かった。

リザードマンはもちろんロックバットやロックリザード、ロックスライム。とにかく体が堅い魔物が多かった。


特にストーンゴーレムは防御力がCランクにしては高すぎだった。攻撃力は五百と多少高かったが敏捷は百程度。魔力、魔力量に関してはほとんどないようなものだった。

だけど防御力は七百となかなかに高かった。

魔力を纏わせた魔剣でも少ししか傷つけられなかったので、最初は焦ったがフレイムランスの温度を最大まであげてから放ったら、簡単に貫通できたので楽に倒すことができた。


苦労も多かったがその分得たものも多かった。

ロックリザードやストーンゴーレムの素材は防具を作るにも使えるし、ロックバードは見た目石でできた鳥だが、中身の肉と卵はとても美味しいと父さんが話していたので期待ができる。


もちろん鉱物の方もなかなかいいのが採れた。

なかでも良かったのが火炎石とミスリル鉱石だった。火炎石は炎の魔剣を作るときに役に立つし、ミスリル鉱石は単純にとてつもなく硬い。少量しか採れなかったがとても大きな収穫だった。


ラームにも、たくさん吸収と強奪をさせていたので、かなり強くなっていると思う。

ちなみに定位置は俺の肩の上だ。○カチューみたいだな。


てな感じでけっこういいことずくだがここから先はそうもいかないだろうな。

俺は今山頂付近にいる。つまりもう少し上に行けば雷竜帝ラガールがいるってことだ。


まだ姿も見えないのにここまで力が伝わってくる。その証拠にここら辺には魔物が一切いなかった。おかげで鉱石採り放題だったから良かったけどな。


さてと・・・この先にいるのか・・・


ここで引き返すのもありなのかもしれないけど、やっぱり気になるしな。


・・・良し!! 行くとするか!!!


俺は覚悟を決めて雷竜帝のもとに行った。




「よくきたな強き人の子よ」




そこには口調は穏やかだが絶対的な強者、とある本には暴力の化身とまで恐れられたドラゴンがそこにいた。

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