第21話少年期[11]どんだけチートなスライムなんだよ

よりにもよってドラゴンかよ。

そうじゃないかって少しは考えていたけどマジか・・・


「アンシンシロ。ソノドラゴンハコウゲキサエシナケレバオソワレナイソウダ」


「そ、そうか。それは良かった。情報提供ありがとな」


「キニスルナ」


ブラッソから情報をもらいテイムしたばかりのスライムのラームと一緒に鉱山に入った。


今回いつもとは趣向を変えて進んだ。

ラルのスキルには吸収と強奪があるのでまずは魔物相手にスキルを発動してから魔物を倒した。


強奪はラルがスキルを発動する前のステータスと発動後のステータスを比べたら魔力量とスキル、それに魔法と特技に魔物特有の特性を奪うことが出来るそうだ。


吸収は相手を文字通り吸収することによって吸収した魔物の姿を真似することが出来る。

ステータスに関しては吸収した魔物のステータス+自分のステータスらしい。


俺は思った。

いくらなんでもチートすぎるだろ!!!

確かに強い・・・というより強すぎるスキルだけどむやみやたらに使っていいスキルじゃないのは確かだ。

というかそれでは俺の楽しみがなくなってしまうじゃないか!!


そういうわけでラームには人間相手には勝手に強奪や吸収を使ってはダメなどいろいろ教えた。

知能はどうやら高いようなので俺の言うことをわかってくれたらしい。


こうして探索は順調に進んでいった。

そうしてこの前死闘の末に俺の従魔になった希少種のリザードマン。ゲイルに会った。


「ようゲイル。このあいだぶりだな」


「これは、主よお久しぶりです」


「久しぶりというほど日数はたっていないけどな。魔力量のほうはどうだ。うまい具合にいってるか?」


「もちろんです! 魔力量はもうこれ以上上がらないと思っていたのですが。主に教えてもらった方法ならばまだまだ伸びしろがありそうです」


「それは良かったよ。ところでちょっと質問があるんだがいいか?」


「我に答えられることであればなんなりと」


「鉱山の入口にいるブラッソ・・・ブラットオーガのことな。そいつからこの鉱山の山頂に雷を使うドラゴンがいるって聞いたんだがそれは本当か」


「たしかにいます。雷竜帝ラガールというドラゴンがおります。確か最強の竜種の一つとされています」


思っていた以上に化け物だったな。なんだよ雷竜帝って。名前からして強そうだし中二病感満載だし・・・


「ただこちらから攻撃しなければ向こうからは攻撃はしないそうです」


ブラッソも同じことを言っていたな。


「そうか・・・とりあえず俺はもう行くよ。またなゲイル」


「はい! またお越しになってください」


「あぁ、もちろんだ」



こちらから攻撃しなければ大丈夫なのか・・・とりあえず会ってみるか。

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