第4話幼少期[2]四年後

四年ほどが経ち、俺は五歳になった。

えっ、時間が飛び過ぎじゃないかって? まぁあれだよ。まだ幼児だからそう遠くに行けるわけじゃないから特に何か楽しいことはなかったんだよ。


でも魔法に関しては着実に上達している。

庭で遊ぶと言ってこっそりバレないように練習していたんだ。

そしたらまだ初級魔法ばかりだけど基本属性の火、水、風、土、雷が使えるようになった。

そして無魔法というのをオリジナルで造った。これは簡単に言うと魔力そのものを使った魔法ってところだ。


この基本属性以外の属性魔法を使えるように頑張っているがまだ習得できていない。


そして、なんと、俺にも遂に・・・・・・友達が出来たああああああ!!!

おいそこ!! そんな生暖かい目で見るな!!


仕方ないだろ。まだ小さいから家の庭ぐらいなら一人で出ても大丈夫だけど父さんが治めている村まではそう簡単に行けないんだよ。


てな感じで嬉しいこともちょいちょいあった。


それで今日はなんと王都の教会に行ってスキルのお告げを聞くことが出来るんだ!!

これは誰にでも聞くことが出来るらしいが聞いた人が全員が全員スキルを貰えるわけではないらしい。

この仕事が向いてますよなど、この才能が有りますよや、あなたはこの魔法が合っていますなど色々あるらしい。


俺はこれを聞いたとき絶対に自分には二つスキルが手に入ると確信していた。

なぜなら神様が二つプレゼントをくれると言っていたからだ!! 今までそれらしいことはなかったので今回そのプレゼントを貰える・・・はずだ!!


「さぁゼル、これから王都の教会に行くわよ」


母さんに呼ばれたので俺は返事をして母さんの元に向かった。


「わかったよ母さん」


俺は母さんと手をつなぎ馬車へと向かった。

前世の歳を入れると精神年齢は二十歳を超えているので親と手を繋ぐというのは少し恥ずかしいが前世は母親に良い印象がなかったのでちょっと嬉しい気もする。


「ゼルはガレンと私の息子だからきっと凄いスキルを貰えるはずよ」

「うん! とっても楽しみだよ母さん!!」


これは正直本音だ。前世でゲームや漫画、ラノベに出てくるのを見てもの凄く憧れていた。


いよ~~~し!! それじゃ、スキルを貰いに行くぞ!!!!







今は父さんと母さんと執事のレントと一緒に馬車の荷台に乗りながら王都に向かっている途中なんだが結構退屈でしょうがない。

最初の方は景色などを色々楽しめたんだがそれも飽きて来た。

王都まで一週間かかるらしいけど今日で四日目・・・せめてオセロぐらい作っておけばよかったな。

スマホや漫画なんて贅沢は言わないからトランプぐらい欲しいな。

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