第一話〜幕間3〜
春見:はぁ……春見が儚い……。
GM:いいシーンだったよ。
影裏:幼馴染の嫁力がパないの!
春見:イェア! しかし! 京香が結理の事を好いており、及川が京香を好いているこの状況!
しかも、結理は京香の事が……という状況が最高に美味しい。
影裏:しかも影裏と京香は両片想い、イェア!
春見:イェア!(凄く……悲しいです。私の初恋は……)
影裏:叶わぬ恋って、線香花火見てる気分になるよね……。
えるみん:このキャンペーンのメインヒロインてさー。春見ちゃんと京香ちゃんのどっちなのー?
だみ:おっと。その話題はまだ早いぞ、えるみんよ。
えるみん:にゃ? どゆことー?
だみ:そうだな……、マクロスシリーズを思い浮かべてくれればなんとなく想像つくんじゃないか?
えるみん:…………? (心底分かってない顔)
だみ:つまり、主人公が誰とくっ付くのか。もしくは、誰ともくっ付かないのか。
その恋の行方が先に分かっていたら、どうしても魅力は減少するだろ?
えるみん:うんー。え、でもそれがどうして私の質問の答えになるのー?
……この娘には例え話をしない方が逆に伝わりやすいんじゃなかろうか。
だみ:つまりな? GMとして”どっちがメインヒロインです”とは言えないってことだよ。それを言っちゃったら、GMが想定してるのは〇〇の方って情報になっちゃうだろ。
えるみん:あ! つまりネタバレ防止ー!? 最初っからそう言ってよー!
だみ:ん、ああ、うん。ごめん。
……確かにちょっと分かり辛かった、のかな? 説明は下手だからな……。
だみ:ま、まあ、次をやっていこうか。
セッション外で自信を失くしつつ、次のシナリオ進行を確かめるのだった。
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