第一話〜幕間2〜

春見:なるほどね。まぁ、戦力は欲しいところっすよねぇ。護人会的には。

影裏:一番戦力足りてない時期だろうしなあ。

GM:うむ。戦力になる人で世界をなんとかしたいって気持ちがあったら誰でも引き込みたいだろうね。たとえ非オーヴァードでも(笑)

影裏:なるほどね。苦労してるなあ。

春見:だねぇ……。

影裏:それにしても、ここからどう話が動くかなー?

春見:どうだろうね? 都築 京香があそこで死ぬのも考えにくいし……。

影裏:うむ。正直、タダで死ぬNPC達とも思えないのよな。

春見:あのプロレスジャームか及川君がシナリオボスかな?

影裏:奇遇だね、同意見だ。7:3くらいで桃矢ラスボスに賭けてるんだが(笑)

春見:ありえるよねぇ、及川君ラスボス説。

 PCたちが気絶する瞬間の彼のセリフがねぇ。

影裏:まあ、意味深だったよね。

春見:僕がなんとかしなきゃ、って完全に駄目なフラグにしか聞こえなかった。




えるみん:なるほどねー。皆は桃矢君ラスボス説なんだねー。

だみ:うむ。話を聞く限りそのようだ。ちなみに、えるみんは誰がラスボスだと思うん?

えるみん:んー、そうだなぁ……。

(ログを見返しながら)あ! この人! この人怪しい!

だみ:お、どの人だい?

えるみん:んっとね、影裏君が覚醒した時に、立ち去った人!


 なるほど。そこに目を付けてくるか。


えるみん:どう? どう? 当たってるー?

だみ:(めっちゃいい笑顔してんな)どうだろうねぇ。それは私の口からは言えませんねぇ。

えるみん:うなー! んー、でもそれもそうだー。正解って言われてもつまんなくなるー。


 いや、不正解の可能性は考えてないのか、こいつ。


えるみん:早く次のシーン行こうよー!

だみ:はいはい。しゃーねぇなぁ。


 そう言いながらも、私は笑っていたのを覚えている。

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