第一話「仲良し四人組」

第一話〜まえがき〜

 プリプレイが終わってから少しの時間が過ぎた。


だみ:出来た……出来たぞ! ふふ、ふははは!

えるみん:どしたの急に!? ついに壊れちゃった!?

だみ:壊れとらんわ! むしろ頭のネジすっ飛んでるのは──。


 そっちの方だ、と続けようとしたが言葉を引っ込める。代わりに、


だみ:この前えるみんが見たJK都築 京香の夢、それをシナリオに起こせたぜ。

えるみん:え!? なにそれ見たい! 見してー!

だみ:いや。今この場で見せるのは簡単だがね。ここはセッション当日に、プレイしているところを見たほうがもっと楽しいはずだ。そうだろう?

えるみん:えー、うーん……、たしかに! じゃあセッションいつー?


 その言葉を聞くか聞かないかの内に、私はPL二人、イズミユキとmistoに連絡を取るのだった。




 その口に、愉悦の笑みを浮かべながら──。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る