狩りとは頭脳戦であり心理戦である
翌日から俺はキャナを連れて狩りのレクチャーを始めた。
「まず、地面をよく見ると動物の足跡がある。つまり、通り道だからこの辺に罠を仕掛ける。」
早速、罠を仕掛ける。
「なんで、地面の下に隠すんだ?」
「バレない様にする為だ。野性動物て言うのは環境の変化に敏感なんだ。少しでも変化を感じると近づかないんだ。」
「ただ、追うだけじゃダメなんだな。」
キャナは頷きながら言った。
キャナの言う通りで狩りとは頭脳戦でもある。
相手の行動パターンを把握し、対応する。
少なくとも俺はそうしてやって来た。
「勇者も同じタイプなのか?」
「ミファは違うんだよ。アイツは基本的に狩りとかは苦手なんだよ。」
「えぇッ!?」
ミファは基本温厚な性格だが俺が絡むと豹変する。
旅に出ていた時は俺が魔物に襲われるか、襲われそうになるとその魔物を八つ裂きにする。
狩りの時も同じで熊狩りをしていた時に俺が襲われそうになった時に『獣ごときがお兄ちゃんに手を出すなーっ!!』て言って蹴りを熊の土手っ腹に喰らわした時は流石に引いたわ。
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