タイトルに釣られて気楽に読み始めましたが、
回が進むごとに、どんどん詳しく、
しかし、分かりやすく的確な表現で
剣術を中心に関連する武術、武具類の解説をされています。

それこそ、基本の立ち居振る舞い、構え、型、形、
それが形成されるまでの歴史的背景や関連資料の丁寧な考察。

超適当？　とんでもない！

経験と知識に基づく、非常に理路整然とした講話集です。
武術素人が拝読しても、大変に興味深く面白いです。

タイトルに超適当と書かれていますが、読んでいて丁寧な解説だと感じました。
ファンタジー小説などを書く際の参考になると思います。

みんな大好き日本刀の剣術講座です。

剣道も剣術もほとんど同じじゃないか、一刀流は二刀流の一本バージョン？などなど、そういうわかってない人にも参考になります。

八双、霞の構えなど、ラノベで使いたくなるものがいっぱい紹介されてます。

居合いについて、足運びについて……などなど、これを勉強すればよりリアリティある剣術描写ができると思います。

何度も読んで勉強したいと思います。

タイトルには『超適当剣術講座』とありますが……。

ご謙遜を！　超まじめな剣術講座です。

いや、実際ね。
ここまで丁寧に書かれた『剣術のお話』ってほかにないんじゃないですか？

体の動きから、解説。そして由来や歴史の小話。非常にためになりますし、創作のための知識にもなると思います。

私自身は剣道を少々嗜んでいたので……。時折本文に出てくる「口だけ八段」の剣道家に苦笑いするばかりです^^;　

思わず、ダスキンモップを構えて鏡のまえで八相の練習を始めてしまいました。

経験者の言葉は実に興味深い。

文章もうまく、読ませる内容。
暇な時にさらっと読むのが楽しい。


『厨二病でも異世界で剣豪』も、完成品があるならちょっと読んでみたいかもｗ

大変興味深く読んでいて楽しい剣術に関するお話です。
構えの名前だとか専門用語ばかり並べて「何言ってんだろう」となるような学術書とは一味違います。

現場で経験してきたことや、そもそも「構え」とは何なのか。剣術とは何なのかに踏み込んで、わかりやすく時に面白く解説してあります。

特に剣道をイメージしてしまうと起こる認識のズレが「剣術はこうだから剣道は間違い」というスタンスではなく「剣道はおそらくこ… 続きを読む

時代劇である剣術、現代でもまだ生き残ってます。
そんな剣術とは何ぞや？という事を、作者がどのように語ってくれるのか
楽しみです。