R2.8.9『あ、安部礼司』の感想(1995年のJ-POP)

ユウちゃんは夏が嫌い。子供がずっと家にいるから、全然部屋が片付かない。


そんなイライラなユウちゃんに安部礼司がプレゼント。それは今はやりのオジサン家政夫・「私の家政夫アキラさん」を発注。とりあえず早く片付けてハイボールが飲みたいアキラさんは、余計ユウちゃんの仕事を増やす結果となった。


そんな片付け中、押し入れの中から25年前のカセットが出てくる。それは「サマーセレクション95」と書いてあった安部礼司のカセットテープだった。



安部礼司と遊びたいエイタが多摩川まで追いかけると、多摩川上空に突如として安部礼司のご先祖であるアベフツエモンが、足の生えた大きなキュウリに乗って現れた。


アベフツエモンは遊びたいエイタを、コロナがまだない過去の世界の時代・1995年に連れていった。



95年の夜の渋谷にやってきたエイタ。

「シングルベッド/シャ乱Q(94年10月)」が流れるコンビニ行くと、フリーター(フリーアルバイター)のトヨエツ(トヨサキエツロウ)が、(声がユウちゃんにそっくりな)客のアムラーを馬鹿にしていた。それに仲介として入る22歳の大学生・安部礼司。


⇒チーマー全盛期か。しかし小学生が深夜の渋谷にいるなんて大丈夫か。


そんなトヨエツのポケベルに着信。0840(オハヨウ)や724106(ナニシテル)や14106(アイシテル)が表示されていた。



一方2020年の安部礼司はやよい軒で定食を食べていた。そこは、おかわりロボががあり、ボタン一つで「大盛」「並盛」「ミニ」と、好きなサイズのごはんでおかわりできるという。


⇒牛丼屋とかで使われてる業務用の炊飯器みたい。



一方、1995年のエイタ。

バイト先のヤヨイちゃんを部屋に呼ぶことになった学生・安部礼司。しかしその部屋は汚部屋。こんな部屋に連れてこられないと思ったエイタ。

どうにかしようと考えたエイタは25年前の五十嵐さんを見つける。青年座でこのまま役者をやっていくか悩んでいた五十嵐さんを、エイタは、安部礼司の部屋に引っ張ってきて部屋を掃除させる。掃除の才能に目覚めた五十嵐さんは、役者をやめて家政夫になることを決意した。


⇒95年に「汚部屋」なんて言葉はない。


キレイな部屋にやってきたヤヨイちゃんに、安部礼司が「サマーセレクション1995」のカセットを渡す。これをトヨエツに渡して告白すればいい、と伝えた。


しかしトヨエツはヤヨイさんとは付き合わず故郷の神戸に戻るという。1月に発生した阪神大震災で地元が心配になった。

そんなトヨエツを追いかけろ、とヤヨイさんを応援する安部礼司だった。



最後は、2020年の夏の季語である「ぴえん」を使った川柳をアベフツエモンに無茶ぶり。フツエモンは以下を披露。


・年一の 出番にアドリブ 鬼のユウ


「ぴえん」が入ってないという予定外のアクシデントが起きてしまいリテイク。


・スベらされ 帰りは茄子に乗って ぴえんぴえん


ぴえん越えてぱおん のアベフツエモだった。



なお今回掛かった曲は以下の通り。


・Man & Woman / My Little Lover(95年5月)

・Body Feels EXIT/安室奈美恵(95年10月)

・KNOCKIN' ON YOUR DOOR/L⇔R(95年5月)

・シングルベッド/シャ乱Q(94年10月)

・愛のために/奥田民生(94年10月)

・Hellio,Again~昔からある場所~/My Little Lover(95年8月)

・強い気持ち・強い愛/小沢健二(95年2月)

・MAICCA/east end×yuri(95年2月)

・WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント/H jungle With t(95年3月)

・Another Orion../藤井フミヤ(96年8月)

・どんないいこと/SMAP(95年9月)

・LOVE LOVE LOVE/DREAMS COME TRUE(95年7月)

・LOVE PHANTOM/B'z(95年10月)

・シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜-/Mr.Children(95年8月)

・Over Drive/JUDY AND MARY(95年6月)

・ズルい女/シャ乱Q(95年5月)


ちょくちょく95年夏以降の楽曲もあるみたい。



最高のどストライク回。90年代も前半と後半でガラリと変わる印象があるのは95年は、衝撃的な事柄が一気に発生した年だからかな。

・阪神淡路大震災

・地下鉄サリン事件

・エヴァンゲリオン

・コギャル

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