H31.2.24『あ、安部礼司』の感想(東京交通会館)
【第一話】
あんじゅッチと夏都が社内でおしゃべり。最近周りが良いと言うものが、良いと思えない、という夏都ちゃん。
一方、あんじゅッチのなかでは安部礼司の株が爆上がり中。彼はちょうどいい店を知っているから。最近も、有楽町でちょうどいいお店を教えてほしいといったら、東京交通会館の「交通飯店」をオススメする。
東京交通会館昭和40年に建てられて以来、ずうっと有楽町を見守っている商業ビルの地下一階にある間違いない中華料理屋。いい意味で普通のチャーハンが良いらしい。
◇
さぼうるでサボってる夏都ちゃん。こんな昭和の雰囲気の喫茶店がほかにもないかな、と独り言言っていると飯野っすクンが後ろからおススメを伝える。
それは、またしても東京交通会館の地下一階にある、誤解を恐れるに言うととってもカオス。ありとあらゆる専門店がひしめき合う面白地帯。そんな面白地帯にある飯野っすクンおススメの喫茶「ローヤル」。平成生まれの夏都も昭和を感じるほどマンダムな雰囲気だった。
ハチミツたっぷりのトーストをソーダフロートで流し込む会館。
◇
残業続きのあんじゅッチ。リフレッシュしたいとユウちゃんに愚痴ると、東京交通会館の15階にある「銀座スカイラウンジ」をオススメする。店全体がゆっくりと回転しているという昭和に隆盛したという展望回転レストラン。
マロンシャンテリーと紅茶のセット(1980円)の贅沢ですっかりリフレッシュした。
外に出れば靴磨きの職人たちがサラリーマンの靴をピカピカにしていた。
【第二話】
仕事終わりの飯野っすクンが自分へのご褒美に、神保町近くの「餃子の店三幸園」で餃子をビールで流し込んでいた。
そんな飯野っすクンに餃子が話しかけ、最近の悩みを言い当てる。それは出向王子が皇居ランを始めたこと。なんだかキラキラしていてもやもやしている飯野っすクンに、走ればいいじゃないか、とアドバイス。
しかし追いかけは格好悪いと感じる昭和な飯野っすクンに、
「やらない理由ばっかりさがすな。やる理由ひとつ持って大事に動けよ」
と沁みる言葉をぶつける。そうは言っても、理論的に走る理由が欲しい飯野っすクンに、餃子がそれを与える。
それはメッセージ物質の話。今までは脳みそから指令がでて臓器を動かしていたと思われているが、今の研究では臓器同士でもやりとりしていることが分かってきた。それがメッセージ物質。
まだまだ研究段階で諸説あるため話半分、走ることで骨密度が上がることが大事だという。骨密度が上がると4つのメッセージ物質がたくさん出るらしい。
それは筋力と免疫力と記憶力と
【第三話】
ランがお絵描き。雪だるまみたいな画がパパ(安部礼司)だという。そんなにお腹が出ていたことに一念発起してランニングを始める安部礼司。
そのためにスニーカーを買った安部礼司だったが、靴屋の店員さんに言いくるめられてスニーカーを五足も買ってしまったらしい。どうやら安部礼司はムカデらしい。
週末に多摩川沿いを走っている安部一家にポッと出キャラ「多摩川の韋駄天」が登場。そんな韋駄天が教える走りの極意。
背筋を伸ばして脇を締める。顎を引いて目線はまっすぐ。足はかかとから着地して指の付け根で大地をぐっと押す。息は鼻から吸って口から吐く。
冬の多摩川を気持ちよく走りながら、ユウちゃんと夫婦の仲を再確認する安部礼司。一緒に走り続けて、ときどき一緒に立ち止まりながら、呼吸を合わせて進み続ける夫婦を誓う。
◇
その日の夜、このまま毎週走って来年は夫婦でマラソンだ、と意気込む安部礼司は、エイエイオーでぎっくり腰オチだった。
ぎっくり腰の安部礼司。死ぬ前にもう一度、
・「麺屋ひょっとこ」和風ゆずチャーシュー麺
・「とんかつ曙」かつどん
を食べたかった、と嘆く。。
⇒メッセージ物質の最後の一個はなんなんだよお!!!
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