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2018年7月17日 12:56
こんにちは。企画主催者様の作品ということで読みにまいりました。 主催者様はどんな作品を書かれる方なのかな、という興味の気持ちからきましたので、私の作品のほうは「好みでなくて辛いな」と感じたら、近況ノートに書いた通り十話まで読む前でもバックで構いません。無理強いをしたくないのです。 最新話まで拝読いたしました。(続けて読んだのでハートを押し忘れていますが) 中心となる登場人物がおそらく出揃い、動き出し始めたところ、というところでしょうか。まだ話の全体は見えていないので、物語の感想は難しいのですが、雰囲気といいますか、作者様が大事にしているものは掴めました。 ステラの印象的なところ、彼女を表す表現がよいですね。彼女のコートがはためくことによって、月が欠けたように見えるところ。光を浴びながら、それを拒んでいるところ。彼女を象徴しています。 そんな表現の美しさと同時に、この作品の特徴は、場合によっては「気恥ずかしい」ような感情のやり取りをしっかり書いているところだと思いました。そういうところに重きをおいた、ヒューマンドラマですよね。 質問なのですが、どんな感想がよいのでしょうか。(自主企画の概要にあったみたいな意味合いで) 推敲の自主企画にも参加されていた作品のようなので、文章の細かいところや構成について、意見を述べたほうがよいのでしょうか。 そういうのは好みの部分も大きいと思うので、私が書いたら不快に思われるかもしれません。ためらってしまいます。私自身は流行りとは程遠い我流で、文章にはかなりこだわるほうだと思います。タイプとしては和泉さんと似ているとは思いますが、好みやセンスが似ているとは限りません。 この場合、どうしても書き手目線で読んでしまうので、添削のような書き方をしてしまいます(悪意はないのだけれど辛口かもしれません。自分自身はこれをやられるとかなり凹むので、やられたくないという……)。物語の読者としては失格です。 それよりも、読み手目線のほうがよいのでしょうか。 書き手目線でいうと、プロローグの冒頭。二文目が、凄くもったいないと思いました。美しい一文目の余韻を味わった次の二文目の情報量が多すぎて、それを処理するのに手一杯で物語世界から離れてしまいます。 青年が「夜中に目覚めた」という状況。だから「中庭に出た」。これだけなら分かりやすい。これは彼のとった行動です。 青年が「琥珀の髪」をしている。青年が「大学院の学生」である。これは彼を説明している情報です。 おそらく、冒頭でなければ、まったく気にならないと思うのです。が、主人公について何も知らない状態の私が、彼の行動と、彼についての情報を一気に示されたので、ここで戸惑ってしまいました。何しろ冒頭なので、主人公について理解してから読み進まないといけない、という意識が働いてしまったのです。 なんとなく、この二文目から「琥珀の髪」だけを削っただけでも随分楽になる気がします。三文目か四文目あたりで、「風が青年の琥珀の髪を揺らしていく」とか、「青年は琥珀の髪を掻き上げた」と入れておけばよいのではないかと思います。 一度、主人公が琥珀の髪をしていることを示しておけば、それ以降は「リヴェル」と名前を出さなくても「琥珀の髪」だけで彼を表すことができて楽になると思います(他に琥珀の髪の人物が出なければ)。 読み手目線でいうと、幻想的なプロローグが素敵だと思いました。 何よりも、「あなた、――死ぬのは、恐い?」という台詞の印象が強烈で、物語にぐっと引き込まれました。 こんな感じで、せっかくご縁があってこの作品と出会ったので、何かコメントを残していこうと思うのですが……。 長文になってしまって、すみません。 ご不快に思われたら申し訳ございません。企画、頑張ってください。
作者からの返信
こんばんは、和泉ユウキです。この度は、企画にご参加下さいましてありがとうございました!お気遣い、ありがとうございます。企画を立ち上げた以上、十話までは最低でも読ませて頂く予定です。ただし、その前で読むのが辛いと思いましたら、その時はその理由を率直に申し上げさせていただくことになると思いますので、よろしくお願い致します。しかも、読んで下さって本当にありがとうございます。こうしてコメントを残して下さるだけでも嬉しいです。そして、色々考えて下さってありがとうございます。近況ノートにも書かせて頂きましたが、もう思ったことを、書きたいことを書いて頂ければと思います。文章や構成について意見を述べたいと思われたなら、それを。思った感想をそのまま述べたいなら、それを。月ノ瀬様が書きやすい様に書いて頂ければと思います。あと、書き手目線に関してなのですが。書き手としてはもちろん、私には、読み手としての意見の様にも思えました。冒頭に情報を詰め込みすぎて、理解してからでないと進めない、と思ったのは、読んだからこそ、読み手としてそう感じたのではないか、と思えます。書き手でなくても、読み手として情報が多すぎて躓く、というのは普通にあることですし、指摘されて「なるほど」とも思いました。今すぐには無理ですが、解決策を考えてみようと思っています。そして、もう、何か、色々嬉しいお言葉をありがとうございます!プロローグは、苦心して何度か加筆修正してからアップしましたので、印象に残ったのならば本当に嬉しいです。第一話で少し印象が変わったと思いますが(笑)、随所随所でプロローグの様な場面を書いていけたらと考えています。長文は大歓迎です!お気になさらず!もし可能であれば、これからもお付き合い頂ければと思います。企画は先着順で読む予定ですが、月ノ瀬様の小説を読ませて頂くのを楽しみにしております!
2018年7月9日 00:21
企画から来ました。最後の方にあった『が。』のところは、『……が。or……が、』にした方が良いかと……。(飽くまで個人的な意見です。無視してもらっても構いません)他の書き方も内容も面白かったので、その辺りは問題ないかと。
早速ありがとうございます!違和感があったということですね。修正しました。面白かったということでホッとしました。ありがとうございました!
こんにちは。企画主催者様の作品ということで読みにまいりました。
主催者様はどんな作品を書かれる方なのかな、という興味の気持ちからきましたので、私の作品のほうは「好みでなくて辛いな」と感じたら、近況ノートに書いた通り十話まで読む前でもバックで構いません。無理強いをしたくないのです。
最新話まで拝読いたしました。(続けて読んだのでハートを押し忘れていますが)
中心となる登場人物がおそらく出揃い、動き出し始めたところ、というところでしょうか。まだ話の全体は見えていないので、物語の感想は難しいのですが、雰囲気といいますか、作者様が大事にしているものは掴めました。
ステラの印象的なところ、彼女を表す表現がよいですね。彼女のコートがはためくことによって、月が欠けたように見えるところ。光を浴びながら、それを拒んでいるところ。彼女を象徴しています。
そんな表現の美しさと同時に、この作品の特徴は、場合によっては「気恥ずかしい」ような感情のやり取りをしっかり書いているところだと思いました。そういうところに重きをおいた、ヒューマンドラマですよね。
質問なのですが、どんな感想がよいのでしょうか。(自主企画の概要にあったみたいな意味合いで)
推敲の自主企画にも参加されていた作品のようなので、文章の細かいところや構成について、意見を述べたほうがよいのでしょうか。
そういうのは好みの部分も大きいと思うので、私が書いたら不快に思われるかもしれません。ためらってしまいます。私自身は流行りとは程遠い我流で、文章にはかなりこだわるほうだと思います。タイプとしては和泉さんと似ているとは思いますが、好みやセンスが似ているとは限りません。
この場合、どうしても書き手目線で読んでしまうので、添削のような書き方をしてしまいます(悪意はないのだけれど辛口かもしれません。自分自身はこれをやられるとかなり凹むので、やられたくないという……)。物語の読者としては失格です。
それよりも、読み手目線のほうがよいのでしょうか。
書き手目線でいうと、プロローグの冒頭。二文目が、凄くもったいないと思いました。美しい一文目の余韻を味わった次の二文目の情報量が多すぎて、それを処理するのに手一杯で物語世界から離れてしまいます。
青年が「夜中に目覚めた」という状況。だから「中庭に出た」。これだけなら分かりやすい。これは彼のとった行動です。
青年が「琥珀の髪」をしている。青年が「大学院の学生」である。これは彼を説明している情報です。
おそらく、冒頭でなければ、まったく気にならないと思うのです。が、主人公について何も知らない状態の私が、彼の行動と、彼についての情報を一気に示されたので、ここで戸惑ってしまいました。何しろ冒頭なので、主人公について理解してから読み進まないといけない、という意識が働いてしまったのです。
なんとなく、この二文目から「琥珀の髪」だけを削っただけでも随分楽になる気がします。三文目か四文目あたりで、「風が青年の琥珀の髪を揺らしていく」とか、「青年は琥珀の髪を掻き上げた」と入れておけばよいのではないかと思います。
一度、主人公が琥珀の髪をしていることを示しておけば、それ以降は「リヴェル」と名前を出さなくても「琥珀の髪」だけで彼を表すことができて楽になると思います(他に琥珀の髪の人物が出なければ)。
読み手目線でいうと、幻想的なプロローグが素敵だと思いました。
何よりも、「あなた、――死ぬのは、恐い?」という台詞の印象が強烈で、物語にぐっと引き込まれました。
こんな感じで、せっかくご縁があってこの作品と出会ったので、何かコメントを残していこうと思うのですが……。
長文になってしまって、すみません。
ご不快に思われたら申し訳ございません。企画、頑張ってください。
作者からの返信
こんばんは、和泉ユウキです。
この度は、企画にご参加下さいましてありがとうございました!
お気遣い、ありがとうございます。企画を立ち上げた以上、十話までは最低でも読ませて頂く予定です。
ただし、その前で読むのが辛いと思いましたら、その時はその理由を率直に申し上げさせていただくことになると思いますので、よろしくお願い致します。
しかも、読んで下さって本当にありがとうございます。
こうしてコメントを残して下さるだけでも嬉しいです。
そして、色々考えて下さってありがとうございます。
近況ノートにも書かせて頂きましたが、もう思ったことを、書きたいことを書いて頂ければと思います。
文章や構成について意見を述べたいと思われたなら、それを。
思った感想をそのまま述べたいなら、それを。
月ノ瀬様が書きやすい様に書いて頂ければと思います。
あと、書き手目線に関してなのですが。
書き手としてはもちろん、私には、読み手としての意見の様にも思えました。
冒頭に情報を詰め込みすぎて、理解してからでないと進めない、と思ったのは、読んだからこそ、読み手としてそう感じたのではないか、と思えます。
書き手でなくても、読み手として情報が多すぎて躓く、というのは普通にあることですし、指摘されて「なるほど」とも思いました。
今すぐには無理ですが、解決策を考えてみようと思っています。
そして、もう、何か、色々嬉しいお言葉をありがとうございます!
プロローグは、苦心して何度か加筆修正してからアップしましたので、印象に残ったのならば本当に嬉しいです。
第一話で少し印象が変わったと思いますが(笑)、随所随所でプロローグの様な場面を書いていけたらと考えています。
長文は大歓迎です!お気になさらず!
もし可能であれば、これからもお付き合い頂ければと思います。
企画は先着順で読む予定ですが、月ノ瀬様の小説を読ませて頂くのを楽しみにしております!