11月4日 たぶん安穏のために

 スパシーバ。

 雪車町地蔵だ。


 本日、久しぶりに余暇というものを目いっぱい堪能した。

 ゴロゴロ長時間のお昼寝もしたし、家事炊事もほとんどやらなかった。

 ノルマも投げ捨て、書類も整理せず、ただただ自堕落にお茶をすすり昆布を齧って日がな一日日光に当たっていた。


 人間というのは、常に緊張と弛緩を繰り返す生き物である。

 それは細胞単位でもそうだし、神経や筋肉でも同じだ。

 精神も張りつめているときと、そうでないときがある。

 そうして日常でも──長いスパン──一年や一生という単位でみると、やはりメリハリが必要になってくる。


 いうなれば今日は、ぎりぎりまでねじりあげられていた私という糸が、ぱっとほどけたような一日だったわけだ。

 きっとそれは、生きていくうえで必要なことで。


 そう、例えば長く続く、安穏のためとかに。


 それでは気分を切り替えて、明日からまた頑張ろうと思う。

 以上!



(日曜日が休みとは、健全な)

(健全の定義が問われるのでやめましょう。珍しく多数派だっただけです)

(へー)

(……納得してくださいよ。それでは、アデュー!)

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