そして、灰になる

@jumpxxx59

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私が好きになる人は、雪のよう。


寂しくなっても何も言わず海へ行く


時には冷たいけど、時には犬のように懐こくて阿呆で何を考えてるのか分からない


煙草が嫌いなくせに吸っていて、そんなに強くない無名な物なのにたまに咳き込む

「なんで吸うの?」と自然に聞いてみる

「格好つけてる!」なんて元気そうに微笑むの

そういうところが、阿呆で趣旨を間違えている


私はそんなところが好きで彼と愛し合うことが出来ている


人の悪口1つ言わない


自分で自分を消化してるんだと思うんだけどいつか消えてなくなりそうで、いつか、何処か1人で去ってしまうんじゃないかってくらい繊細なの


だから、冬になって窓の外を見ると雪がチラチラと音をたてながら空から降ってくる。

そして、彼を思い出す


「あいつみたいだなぁ」


私は心の中でそう呟いて目を閉じる


私は成長した


雪を見なくても彼を思い出すようになった

彼の好きな煙草の名前と、 好きだった海


1番初めに忘れたのは1番私が大好きだった、声


私が寂しいときは彼の声を聞いて安心していた

眠りにつくとき彼の声を子守唄にしていた


そういうことはすぐ思い出すのに







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