転生貴族のハーレムチート生活【１２０万ｐｖ突破ありがと～】

第434話情報と、消されし情報

「それで、相手は誰なんだ？」

「名前は分かっています。

彼の名前はアインというもので、この国で、商人をやっていたと思います。」

「思いますというのはどういうことだ？」

「彼の店は確実に存在しているのですが、本人が店に出てくることはめったに無いので、嘔吐の人間でもなかなか見たことが無いのですよ。」

「そうなのか。」

実際、アインに関しては、ある程度店が安定してきたところで、部下のほうに任せて、ほかのことをやっている。

しっかりとアインのほうにも金は入っているが、元々アインの所持金が多かったので、そこまで給料が要らないと思ったアインは、先に、店長などを探すのに金を使って、しっかりと任せられる人に任せてあるのだ。

「他には、どのような情報があるんだ？」

「まぁ、依頼なので、すべてを話させていただきますけど、デマ情報の可能性もあります。」

「と、言うと？」

「実は、今回、彼についてを調べてみた結果、いろいろな情報があって、多くの情報を入手できました。」

「それでは、良かったじゃないか。」

「ええ、本来だったらそうなるのですが、情報が多すぎて、どれかで間情報じゃないかとも疑っています。」

「なるほどな…まぁ、それでも全部聞いておこう。

もしも君が、デマ情報だと思って、話さなかったものが真実の可能性もあるしな。」

「分かりました。

それでは、彼の成り立ちから話し始めたいと思います。

彼は、伯爵家の長男としてこの世に生を受けました。

その後、彼は王都に向かう間に、モンスターに襲われている馬車を見つけて、その馬車を助けました。」

「その話しは本当にいるのか？」

「ええ、それどころか、これが一番重要な情報かもしれません。」

「そうか…それでは話を続けてくれ。」

「そして、彼が助けた馬車の中には、３人の女性が乗っていました。

その１人がリリス姫です。」

「なるほど、つまり、リリス姫にとっては命の恩人なのか。」

「ええ、しかし、彼の快進撃は止まりませんでした。

彼は、さまざまな神からの祝福を受けており、その力で、冒険者としての力を挙げながら、スタンピートの解決の報酬として、男爵位を受け継ぎました。」

「子供のときに男爵とは…王族も無理をするな。」

「ええ、しかし、彼の魔法の技術は、生産にも使えたそうで、その土地は発展していきました。」

「魔法を生産につかうとはな。

それにしても、経歴がすごいな。」

「ええ、そして、彼は船の技術にも貢献して、この大陸で初めて、他の大陸を見つけた人になっています。」

「なるほどな。力もあって生産性もあって、そのうえ権力もあるのか。」

「現状の彼のことを教えるのでしたら、彼は、隣国の王になっています。」

「な、何故男爵だったものがそこまでいけるのだ！？」

「その辺に関しては調べることが出来ませんでした。

もしかすると恣意的に消されているのかもしれませんが、

とにかくこれが現状の彼です。」

こうしてカイゼルは相手の大きさを知ったのだった。