第377話貴族街の現状の問題


アインが今回、貴族街を歩こうと思った理由は、今回集まった貴族たちがどんな生活をしているのかが気になったので、自分の姿ではなく、ほかの人らしく行動しようと思ったからだった。


しかも、今回の貴族たちはまだお互いの事を分かっていないので、貴族でないものが今、記憶街を歩いていても、誰も気が付くことがなかったのだった。


(だとしても、ここまで気が付かれないとは思ってなかったんだけど…)


そうだとしても、今回の事は気になったのでそれでも歩く価値はあると思ったのだった。


そして、アインは貴族街を歩き始めたのだったが、誰も話しかけてこなかった。


(人通りが多いのに、なんで話しかけてこないんだろう。)


そんな理由は1つしかなかった。


それは、上でも話したように、お互いの顔と名前を憶えていなかったので、話しかけて、自分よりも爵位が上だった場合の事を考えて、話しかけることが出来なかったのだった。


そして、もともと爵位が高い人も、同じ爵位、またはもっと上の爵位も存在するかもしれないという事で、話しかけることが出来ていなかったのだった。


(とりあえず、現状は貴族間での友好関係はまだないと・・・)


それは、王であるアインに取っては嬉しい事だったのだが、ここまでないと逆に困ることもあったのだった。


(ここまでないと、逆に貴族同士での政治的な協力もなさそうだから、1人でも困った人が出来ると、その人は背う負の方で助けないといけないな。

それは面倒だし、もっと協力しれ貰わなきゃ。)


アインとしては、この問題もどうにかしなくてはいけないと思っているのだが、現状の事を考えると、それが達成されるのは結構先になると思っていた。


そして、そのことも考えて、今回の会議の後に、各貴族にどこをどの貴族が持っているのかを確認できるような地図を作っておこう考えた。


それ以外にも、いくつかの問題点が見つかっていった。


1つ目は、娯楽だった。

貴族街には、娯楽施設がなさ過ぎた、。

その理由は、もともとここは住宅街だったので、娯楽はそれ専用の地区に行けばいいのだったが、貴族に一般人と一緒の場所に行かせるわけにもいかなかったので、貴族街のまだ余っている土地に最低限必要なものは用意しておかない行けなかった。


2つ目は、ギルド。

そんなものを貴族が利用するのかという疑問が出てくるのかもしれないが、意外と利用する。

しかし、その使い道は普通の冒険者とは違い、基本的に、依頼がメインだった。


そして、三つ目。


「娯楽もそうだが、店がない…」


家を建てるのに必要な場所は立ち退いてもらったが、店にまでは立ち退くようにはいっていなかった。


しかし、勝手に店の主人が立ち退いたほうが良いと思い、立ち退いていったのだった。


しかも、それぞれにアインが立ち退き金を渡していたので、それを欲しくて立ち退いて行ったものもいるかもしれない。


「また、企業を立ててもらうか。」


そんな事を考えながらも、一旦は会議があるので帰って行ったのだった。


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