第66話2人も冒険者デビュー


「君たちの年齢と名前を教えて。」


「私たちは両方11歳です。名前は私はエリです。」


「私はユキって言います。」


「2人ともよろしくね。」


「しかし、私たちを買ってよかったんですか?私たちは戦闘ができないので、ご主人様の足手まといになってしまうと思うのですが。」


「大丈夫だよ。戦闘は僕がやるし、僕には経験値がいらないから君たちに上げるよ。」


「何でご主人様は経験値がいらないのですか?」


「僕はもうLvが上がってもステータスが変わらないからね。後、僕のことはアインでいいですよ。」


「ご主人さ「アインにして。」アイン様はステータスが上がらないのですか?」


「うん。そこについてはまた今度教えるよ。とりあえず経験値は君たちに上げるよ。」


「アイン様は経験値を他の人に上げる技術を持っているのですか?」


「うん。この世界でも僕ぐらいしかもっていないと思うよ。」


(だって、創造で作ったものだもん。)


「アイン様は世界で1人しかもっていないスキルを持っているのですね。さすがです。」


「ありがとう。それじゃあ2人とも次の街に行こうか。」


そして3人は次の街に向かい、1時間くらいで着いた


「ついた~。」


「アイン様、こんなに大きな街に来たのは初めてです。」


「アイン様は道中でも魔物を倒してくれた。他の人だったら盾になんかしてる。ありがとう。」


ユキはおっとり系なのかな?


「ユキ。アイン様はこれからご主人様になるんだからその言い方は直したら?」


「エリ、大丈夫だよ。しゃべり方なんて気にしないから。」


「アイン様。ありがとうございます。人によってはこんな発言をすると奴隷をいたぶってしまう人たちもいるのです。」


「そうなの?しゃべり方なんて自由だと思うのだけど。」


「なぜか奴隷を持てるくらいのお金持ちになるとそういう人が多いのですよ。」


「そうなんだ。とりあえずこの街では君たちを冒険者登録しておこうと思う。」


「冒険者登録なんかしても私たちは戦えませんよ。」


「私、戦えない。」


「大丈夫だよ。依頼を受けて、僕がモンスターたちを倒していっても、君たちも依頼をクリアできることになるからね。それに冒険者ランクが高いといろいろといいことがあるからね。」


「それじゃあ、私たちはアイン様についていけばいいと?」


「そうだね。それに僕は君たちに経験値を上げるからそのうち強くなっていけると思うよ。」


「アイン様が倒してくれているのに私たちが強くなるのは罪悪感が出るんですが…」


「そんな事気にしなくていいよ。そもそも僕にはいらない経験値だからね。」


「分かりました。それなら早く強くなってアイン様の足を引っ張らないようにします。」


「私もがんばる。」


「ありがとう。それじゃあ早速冒険者ギルドに行こうか。」


そして3人は冒険者ギルドに行って、2人を冒険者登録した。

そして、クランにも入れておいた。


「アイン様、このクランは何ですか?」


「ああ、これは僕が入っているクランだよ。」


「このクランについては何ができるのでしょうか?」


「もしも2人で冒険者ギルドに行って、困ったことがあればこのクランの名前と僕の名前を言えばギルドのお偉いさんか、メンバーが助けてくれると思うよ。」


「そうなんですね。覚えておきます。」


そして3人は簡単な依頼を受けていった。

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