第28話 応援(でーと)

「かふぇー?」

「うん!デートってそんな感じじゃない?」

確かにデートはかふぇのイメージもある……

今、実行係のイワビーが『グレープとデートしたい場所は?』って質問をした。

フルルはじゃぱりかふぇに行きたいらしい。

「それにじゃぱりまんとこうちゃ美味しいし!」

「成る程……」

ここで私の登場!

「じゃあ行ってくれば?」

「行っていいのー?」

「いいわよ!」

「わーい!」

ふふ、計画通り!グレープも喜んでるみたい!

「行ってきまーす!」

「「「行ってらっしゃい!」」」


さあ、追跡開始!

2人はばすで行こうとしてる。

「泳いだ方が速いわね」

「そうだな。泳ぐか。」

「私は泳げないので事情を説明したトキさんに運んでもらいます!」

「分かったわ!」


ザパーーーン


「よし、どんどん行きますよ!」

「ジェーン速いな!」


ギュイーーーン


フルルとグレープより速く行かなきゃ計画が上手くいったか分からない……!

私達はとにかく急ぐ事にした。


はぁはぁ……

「結構疲れたな……」

「ここからはろーぷうぇいよ!」

「あれ?でもそうすると向こうにろーぷうぇいが行っちゃってフルルさんとグレープさんが入れない……」

「大丈夫!向こうには助っ人がいるわ!さ、行くわよ!」

「助っ人……?」


はぁはぁ……

あれ、また結構疲れる……

「あ、もうすぐですよ!」

「あ、本当だ!」

「着いた!」

よし、このままかふぇに!


「ん?はああ!いらっしゃあい!……ってPPPの皆さあん!」

「話は聞いてるわ」

「皆さんより先に着いてました!」

「お客さん全員帰っちゃったんですけど」

私がお客さんにもこの事言ったからだ……

「ごめんなさいね……」

「いいのいいのぉ!それよりぃ、トキちゃん出番だよぉ!」

「任せて。ろーぷうぇいを麓へ運ぶわ。」

「助っ人ってこいつか……」

トキは出ていき、PPPも隠れてスタンバイOK!


「かふぇだ~」

「はああ!いらっしゃあい!ゆっくりしていってぇ!」

よし、アルパカ今よ!

「外の席がいいかなぁ?」

外の席にする事で誰にも見られない安心感を与える……

「そーだねー!グレープもそうする?……分かった!」

相変わらずグレープは何言ってるか分かんないけど、外の席にしたって事はグレープもOKしたんだね!


「はい、どうぞぉ!はい、どうぞぉ!」

「ほわー温かーい!」

アルパカも行って外の席にはフルルとグレープ2人きり……

何話してるか分かんないけど……何だかいい感じじゃない?

「わ、私達が見るのはここまでにしましょう!団長の命令よ!」

「そうだな。もう行くか。」

「トキさんも麓で待ってますしね!」

「ありがとなー!」

「また来てねぇ!」

「ショウジョウトキの事も忘れないでほしいんですけどー!」


またろーぷうぇいを漕いだうえに泳いだ……クタクタ。

因みに私達が乗ったろーぷうぇいはまたトキが上に上がらせてるわ。

そうするとフルルも帰ってこれる……

「ただいま~!」

帰ってきた。

「グレープと色んなお話出来て楽しかったー」

「良かったわね!」



応援団活動、まだまだこれからよ!


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