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2018年10月13日 19:59
ガンダムの小説でユニコーンを途中まで読みましたが、ジオンは鉱物資源を掘る労働者で富は地球圏の者たちが独占しているから戦争が起きた。なんて話がありました。こういった閉鎖的ユートピアが焦点となる映画などは楽園の破綻や崩壊が起こるのも考えさせられます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。そうですね。古来より貧富の差、富の偏在は社会闘争の大きな理由だったと思います。以前にコラムで紹介した古典SF『月は無慈悲な夜の女王』も、富める地球と鉱山現場扱いの月との確執が大きな筋でした。他にも多くのSFやファンタジー作品が、例えば、アメリカ独立戦争のような、『宗主国 vs 植民地』の争いをモチーフにしていると思います。つまるところ、このテーマは、人類がまだ乗り越えられていない、おそらくは容易には乗り越えられない問題なのでしょう。ただ、最近恐ろしく感じるのは、今後はテクノロジーの進化や富の偏りが閾値を超えて、「逆転不可能」になっていくのでは無いかということですね。もはや、民衆が蜂起したところで何もできないとか、そもそも蜂起できないとか、そういう世界もありえそうです。...そうなると、未来の「楽園の破綻」は、基本的に革命や争乱といった外的要因では無く、内部崩壊による「自滅」によって起きるものだろうと思います。(これも人間の限界として十分にありえそうですね)
ガンダムの小説でユニコーンを途中まで読みましたが、ジオンは鉱物資源を掘る労働者で富は地球圏の者たちが独占しているから戦争が起きた。なんて話がありました。
こういった閉鎖的ユートピアが焦点となる映画などは楽園の破綻や崩壊が起こるのも考えさせられます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。
古来より貧富の差、富の偏在は社会闘争の大きな理由だったと思います。
以前にコラムで紹介した古典SF『月は無慈悲な夜の女王』も、富める地球と鉱山現場扱いの月との確執が大きな筋でした。
他にも多くのSFやファンタジー作品が、例えば、アメリカ独立戦争のような、『宗主国 vs 植民地』の争いをモチーフにしていると思います。
つまるところ、このテーマは、人類がまだ乗り越えられていない、おそらくは容易には乗り越えられない問題なのでしょう。
ただ、最近恐ろしく感じるのは、今後はテクノロジーの進化や富の偏りが閾値を超えて、「逆転不可能」になっていくのでは無いかということですね。
もはや、民衆が蜂起したところで何もできないとか、そもそも蜂起できないとか、そういう世界もありえそうです。
...そうなると、未来の「楽園の破綻」は、基本的に革命や争乱といった外的要因では無く、内部崩壊による「自滅」によって起きるものだろうと思います。(これも人間の限界として十分にありえそうですね)